To-Koさん 北海道のヒグマと本州のツキノワグマについて
ずっと昔に、ゆきさんにこの話をして呆れられた覚えがあるのですが...
実は私は北海道の出身で、学生の頃は北海道の山をよく歩いていたものです。 その度に、熊の足跡やら新鮮な熊の糞には、よく目にしておりました。 間違いなく自分の近所にはいたと思われるのですが、 でもヒグマのご本尊にはついぞお目にかかった事はありません。
もしも戦う事になればば、こんなやわな人間はひとたまりもないはずなのですが、 どうもヒグマの方が人間を避けているとしか思えません。 夏の時期のヒグマの糞は緑色をしているので、この時期は草食状態にあると思われ、 空腹でもなければ、ヒグマの方も人間と同様にあえて面倒は起こしたくないと思っているような気がします。
北海道では毎年のように、山菜採りの方が熊の犠牲になるというニュースは耳にしておりますが、 登山客が襲われたというケースは、50年程前に日高山系で発生した事故以来は無いと思われます。 これは、登山ルートを歩く人は熊の方が認知していても、 山菜採りでは不用意に熊のテリトリーに入り込んでしまうためではないかと思っています。 特に子育て中の母熊は、非常に危険です。 (母性本能に目覚めた人間の母親も同様ですが...)
自分としてはヒグマよりもツキノワグマの方が、その行動が不可解なので、自分としては怖いですね。 数年前にクライマーの山野井さんが、トレーニング中に襲われたなんて事件もありましたね。
鈴をつけるなど用心するに越した事はありませんが、藪漕ぎ中の熊が突然に目の前に現れたなんてケースも聞いた事があるので、 完全な対策というものはないのでしょうね。
自分の場合、もしも目の前に熊が現れてしまった場合は、まずお互いの目を見つめ合ってから対応を考えようかと思っています。 写真はキタキツネくんと出会った際に、お互いの目を見詰め合った時の写真です。
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