高見石小屋どぶろくの集い  08.01.13-14
1日目 08/1/13(日)
渋の湯P       7:30
黒百合ヒュッテ    9:20 10:00発
天狗岳(東天狗)  11:15 11:25発
中山        13:00
高見石小屋(泊)  13:45
山小屋に泊まった経験が少ない私でも、高見石小屋は初めて1泊2食で泊まった小屋という思い入れがある為か、 今回で5度目の宿泊になる。冬ばかり訪れている理由は、雪化粧した北八ヶ岳の森の美しさと、そう、この時期にしか飲めないどぶろくで いい気分になるためなのだ。

「集合は高見石小屋、コースは自由、宿泊予約も各自で!」という、ゆるゆるな声かけをして幹事の仕事は終わり。 それでも、まきくまさん、はっしーが私の車で行くことになった。 2人は天狗にも登りたいらしく、すっかり飲みモードになっていた私も「欲張りだなぁ」と思いながら、冬山用意を急いで整えた。

午前4時にまきくま亭で2人を拾って出発。前日は全国的に悪い予報だったが、高速道路の山間部でも雪の名残りは無し。 意外と暖かいし予報ほど悪くはなかったようだ。渋の湯に登っていくと八ヶ岳のピークを繋ぐラインがきれいで、 さすがに登る気が無かった私も登高意欲がかきたてられる。

渋の湯駐車場 渋の湯駐車場

渋の湯近辺の路面は凍結しているが周囲の積雪は少ない。この駐車場は有料で1日1000円だし、 車のキーを渋御殿湯のフロントに預けなければならず、マイカー超早出派の私としては使いづらいところ。

さて準備万端。我ら凸凹凸3人組の出発だ。

登山口の小橋にて入山届を記入。 しばらく氷化したガリガリの道が続き、我慢しながらゆっくりと登っていくと、15分ほどでグリップの効く雪道に変り一安心。

先頭のまきくまさんの調子がいい。続くこちらも汗して登り、一緒に入った他の2パーティを追い越して、 黒百合ヒュッテへはCTを40分も短縮して到着した。 ヒュッテの前からは東天狗も見えている。この早さでこの天気なら迷わずGO!だね。

登山道 青空の下の黒百合ヒュッテ 気温は−15℃ 吐く息で髪が真っ白に凍った私
登山道 青空の下の黒百合ヒュッテ
気温は−15℃
吐く息で髪が真っ白に凍った私

準備OK・・?

ここまでに止まらずに上がって来たので、休憩も兼ねてゆっくりと冬山用装備へ変更する。

さて、天狗へ行きましょうかと、1歩足を踏み出したら、あれ?アイゼンが外れた人有り。大丈夫かなぁ、このパーティ?
準備OK・・?

天狗岳(東・西) 天狗岳

中山峠から岩ごろの台地へ上がると、目の前に雪煙をあげる両天狗が姿を現した。

今まで無風の中を歩いていたので、吹き付ける風が堪えるが、冬の天狗だもの、これぐらいでないとね。

稜線へ取り付く 稜線沿いの歩き 雪庇は小さい
稜線へ取り付く 稜線沿いの歩き 雪庇は小さい

今日の天狗は雪面が固くアイゼンが効いて歩きやすい。もっと雪が付いてトレースがつぼ足で続いていると思っていたが、 一昨年とは違ってアイゼンの爪の跡しかない斜面も多かった。

キスデジを構えるまきさん 東天狗の山頂が見えたぞ
キスデジを構えるまきさん 東天狗の山頂が見えたぞ、バンザーイ!!
ちょっと気が早い

そして東天狗に到着。今日はガスが多く360度の展望とはいかないが、眼下に流れるガスが高度感を感じさせ、青くて眩しい頂が爽快だ。

東天狗にて 達成感ありますね 八ヶ岳の展望 天狗は北八つ第一の展望台です
東天狗にて まき&はっしー。達成感ありますね 八ヶ岳の展望 天狗は北八つ第一の展望台です

西天狗は真っ白 南ア遠望
西天狗は真っ白 でも雪が少ない 南ア遠望

寒さを忘れる景色だ・・・なんて思っていたのは数分で、温度計を見ると−19℃まで下がっていた。 やっぱり動いていないと、とんでもなく寒いぞ。見えている山を同定し、写真をひとしきり撮り終えたら、すぐに下山を開始する。

山頂直下 登山者が登って来ている 下山中
山頂直下 登山者が登って来ている 下山中

稜線から降りて風除けになる樹林帯に入りほっとする。後の行程は短いのでアイゼンとピッケルの装備そのままで中山へ向うとする。

雪が載った低木の樹林帯の道は、日本の山とは思えなく、異国の雪国を歩いている様で不思議な気分になる。 雪の結晶も面白い発達の仕方で枝葉に伸びていた。

登山道 枝葉についた雪の結晶 中山展望台は真っ白
登山道 枝葉についた雪の結晶 中山展望台は真っ白

樹林帯の中にある中山のピークを越えるとホワイトアウトな中山展望台。 幸い高見石に降りる方は見晴らしが利いていたので硬いトレース通りに進んだ。

高見石小屋到着!

雪が登山道の段差を埋めて、高見石小屋への下りは快適な道。

そして、ビール、ビールと呪文のように唱えながら歩いていると、雪の広場に高見石小屋のご登場!
高見石小屋到着!

小屋の表には中途半端な時間なのに人が大勢いる。今日は混むのかな?と思って近づいていくと、 なーんだ、見飽きた、じゃなかった、見慣れた顔ばかり。今日の「どぶろくの集い」の皆さんじゃあーりませんか。 朝方に電話のあった日帰り組の食う寝るさん・hiroさんも居るし、小屋泊組は熊さん以外全員集まっている。 なんでも小屋泊組は渋の湯で偶然一緒になって、そのまま皆で直登で来たらしい。

よく考えてみると、天狗を登ってほぼ同時刻に小屋に到着しているんだから、 まきさん・はっしー・私の我ら3人チームは、かなりいけてると見た。今日の行程ですれ違ったパーティの中でもぴかいちかもしれない。

そして、装備そのままで高見石に登った後に小屋泊の手続きをした。

イケてるチームが小屋に到着した瞬間 高見石にて
イケてるチームが小屋に到着した瞬間
(photo by hiroさん)
高見石にて K林さんがはまってます

高見石にて 白駒池と私 最後に到着は熊さん!
高見石にて
(photo by K林さん)
ゴーグルが大きいのでほっぺも暖かい(photo by 井上ウッドさん) 最後に到着は熊さん!

小屋の表で片付けしていたら、あらら、予定?よりお早い到着の熊さん!。 中が手続きで混んでいるかなと思って、ゆっくりと時間調整していたので、お出迎えできて良かったなぁ。

さてさて、いよいよ始まります。

ビールで乾杯♪ ビールで乾杯♪

各自布団をキープしたのち、まずは、まきさんがビールが1人1本サービスになるハガキを提示して全員分のビールゲット!
予約はバラバラなのにね、小屋の方々すみません!
(1人とか2人とか、少人数の予約が殺到して、すごく不思議だったそうです(笑))

2階のストーブの周りにわらわらと集まって乾杯ーーー!、かーうまい!!

その後は1階に下りて、¥さんのおみやげのウインナーや、一夜干しのお魚など焼く。やっぱり暖かいもはいいなぁ。 (煙がだいぶ出てしまったので、半分は小屋の外で焼きました)

人数も多かったのでどぶろくは四合瓶×2本にして、湯飲み茶碗を人数分お借りした。 どぶろくは酸味があって、すっきりとのどに入って美味しい。(でも写真撮り忘れ。メインなのに。)

薪ストーブの周りで始めます 八海山の普通酒の空ビンにどぶろく入り ウインナーを焼く¥さん
薪ストーブの周りで始めます 八海山の普通酒の空ビンにどぶろく入り(photo by 熊さん) ウインナーを焼く¥さん

窓には夕日が射してきた 夕食。牛肉とタマネギの炒め物 2階の寝床
窓には夕日が射してきた 夕食。牛肉とタマネギの炒め物 2階の寝床

どぶろくが主役の会だったはずが、当然のごとく皆さんが持ってきた酒ビンが並んだ。 ということで、夕飯まで飲みが続き、夕飯が終わったら次は消灯8:30まで楽しい語らいが続いたのであった。

高見石の星空 高見石の星空

星空がきれいだよ!の声に外に出てみると、目の前には冬の星座オリオン。

森の上にかかる薄雲が星雲のようにも見え、無数の星たちの瞬く光が小屋に降り注ぐ。 高見石の上から見れば、宇宙に放り出されたように感じるだろう。


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