入笠山  1955.1m  07.01.13

ゴンドラ流星山頂駅  10:30
入笠湿原       10:45
入笠山        11:50
----入笠山スキー場下部にて汁の会----
ゴンドラ流星山頂駅  14:00

入笠山はすずらんの花で有名な山だと聞いていた。私もその香りが漂う6月下旬に訪れたいと思っていたが、 毎年気が付くと花期が過ぎてしまっているのが常であり、次の年に延ばすことを繰り返していた。 今回、山旅メーリングリストの仲間から「スノーシューでパフパフしようよ!」と、お誘いを受けたので、 花どころか、思い掛けずも雪の入笠山に登ることになった。

中央道の笹子トンネルを抜け勝沼に入ると、目の前には日本一の3000mのライン、白峰三山が輝いている。 山好きが同乗している車なので一斉に「わぁー」と歓声が沸く。いつもは暗い時間に1人で運転しているので車内の雰囲気も新鮮で楽しい。 だが、明るい時間に山梨を走るのは山好きにとって危険だ。 山を見ながらの同乗者の話が気になって、山を自由に眺められない運転手は注意が散漫になる。 ほどほどに話に加わりながら登山口となる富士見パノラマスキー場へ向かう。

途中の連絡で2人追加になり、今日のメンバーは総勢10人と大所帯だ。 最近のオフを兼ねる山行は(山行といっても今日は遊び色が強い)10人を超えることが多く、 幹事さんは集合のタイミングや事前連絡など、まとめるのが大変そうだ。 何もしてない身なので、今回のまとめ役の mixxさんまきくまさん に感謝。

スノーシューをレンタルしたり、全員が集合するのを待っていたり、大所帯ともなると何かと時間がかかるもので、 ゴンドラで終点に着いたのは10時をまわっていた。ゴンドラ山頂駅を降りると正面には八ヶ岳が壮観に眺められる素晴らしい立地。 山を目の前にしているのに「レストハウスでこの風景を見ながらビールで過ごすだけでも今日はいいかな」と思わせるぐらいだ。

本日の登山口(スキー場トップ) 本日の登山口
(スキー場トップ)

メンバーは先ほどの幹事さん2人と、 山旅メーリングリスト管理人の 脇屋さん・うなちゃん(新婚!)、K林さん・U太君親子、山猫さん、 ぜいぜいさんつばささん、 そして私の10名。

今日のコンセプトは「とにかくスノーシュー!」だそうで、皆ここで装着しなければならないらしい。 私のスノーシューはMSRのラントニングアッセント。 先シーズン何度も買おうと迷ったモデルで、先月のボーナスでやっと手に入れたものだ。しかも今日が初おろし。

以前使用していたノーザンライツの物と履き方は同じなので迷うことなく装着完了。 以前の物は軽いが30インチと大きく雪原向きのモデルで、 雪山登山の補助にと買ったのに、傾斜があるところではつかいづらかった。 いつも単独なのでラッセルを軽減したいのが理由で、急斜面のグリップ力もある、 現時点で登山向きでは最強という評判のこのスノーシューが欲しかった。

林間コースを抜けて入笠湿原へ向かう。踏まれたコースはつぼ足でも問題無いので、スノーシューを着けた一団は少し滑稽に思えた。 木がまばらなコース外の踏まれていない雪面を歩いてみると、ふわふわと懐かしい感触が足元から伝わってくる。

入笠湿原へ抜けるコースの入り口 林間コース 入笠湿原
入笠湿原へ抜けるコースの入り口 林間コース 入笠湿原

雪に閉ざされた車道を行く

今は雪原になった入笠湿原を通り、山彦荘の前からは雪に閉ざされた道路を歩く。 ちなみにゴンドラ山頂乗場から入笠湿原までは、アカノラ山を巻く林間コースがある。
周辺マップは山彦荘前の案内板参照。
雪に閉ざされた道路

そしてマナスル山荘前には、いかにもスノーシューエリアな、ゆるやかな斜面の雪原が広がっている。 夏にはお花畑になるらしいので、厚く積もった雪の時期にしか歩けないフィールドだ。 ここで登山道組と雪原組に別れて入笠山に向かうことした。

雪原 雪原(01年度のエアリアでは入笠山スキー場と表記されている)

大人の雪遊びだ。見た目より意外と歩くのはきついが、皆の顔は笑顔でほころんでいる。 真っ白な滑らかに続く雪原に私たちのトレースが走っていくのは爽快な気分だった。

入笠山の上空には雲がかかり始めてきた。日陰になると途端に寒く、登山道に出たら風の冷たさにたまらずニット帽をかぶる。

登ってきた雪原を見下ろす 山頂付近の登山道 山頂到着!
登ってきた雪原を見下ろす 山頂付近の登山道 山頂到着!

山頂に登りきると、まずその展望に驚いた。 遠望で囲む高山の頂はすでに雲の中となっていたが、360度、これほど展望が優れる頂だったなんて。 ろくに調べもしないで、ただ、すずらんの山、と思っていただけに恥ずかしい気持ちになった。 まだ日帰り圏内で私の知らないこんな山は幾らでもあるんだろう。 ただ、山頂直下まで車で来られる時期だったら、ここまで素直にいい山だと思わなかったかもしれない ・・・ゴンドラを使っておいて何を言うか、でもあるが。

登ってきた雪原を見下ろす 山頂付近の登山道
八ヶ岳をバックに私(入笠山山頂にて) 南アルプス方面(入笠山山頂にて)→山名

大展望に浸っていたが、ガスがだんだんと多くなり日もかげって体が震えてきた。 風を遮る場所もないので、一旦降りて良さそうな場所を探して昼食タイムにすることにした。

雪面には雪の結晶が咲いていた 雪原を下る
雪面には雪の結晶が咲いていた 登りでも山頂でもこけていた人は下りでもやっぱりこけた。お約束。

雪で埋まった道路の分かれ道に陣取り、各々持参の物で昼食タイムだ。ここでmixxさんが本格的なホットワインを作りはじめる。 香辛料が入りワインのいい香りが漂う。一口もらってみたらとても美味しい。冬山に合うなぁ。 次にまきくまさんがあま酒のようないい匂いをさせてきたのが粕汁だ。これも体の芯からから温まる雪の景色にぴったりな汁物だ。 具だくさんでとても美味しくて10人であっという間に平らげた。

ホットワイン 粕汁 mixxさん
mixxさんホットワイン まきくまさん粕汁 食後、急に動き出した小動物

下山前に集合写真 下山前に集合写真

後ろの八ヶ岳は雲がかかっているが、今日の行程は天気がもってくれて楽しい雪遊びができました。

さーて、この後は飲むぞ〜



実は今日はこれからが本番で、山旅MLのご意見番、長沢さんの ロッジ山旅に泊まるのだ。 かなり前からMLの仲間で何度も話題にあがっていてやっと実現できた。 山帰りにどこかに泊まって夜通し飲みたいということもあるのだが(迷惑な話だ)、 新・分県登山ガイド「山梨県の山」の著者でもあられる長沢さんに、実際にお会いしてみたいというのが大きな理由だ。

下道だと1時間ほどの距離だが、我々の車はすぐにでも飲みたいという運転手の意向に従い高速で向かう。 ロッジ山旅へは長坂ICから20分ほどで到着する。 温泉に入ってから飲み始めよう!と、ロッジ山旅で割引入浴券を購入し、すぐ近くにある「甲斐大泉温泉 パノラマの湯」で温まる。 湯船の中から夕陽に浮かびあがった富士山を眺められる、文字通り展望の温泉だった。

山の帰りに宿に泊まれることは幸せなことだ。ましてや山の仲間達とだもの、酒が進んでしようがない。 ロッジ山旅の談話室で宴会が始まり、夕食の食卓に移っても飲み続けた。

ミニ天文台が目印のロッジ山旅 談話室で飲み始める人々 夕食風景
ミニ天文台が目印のロッジ山旅 談話室で飲み始める人々 夕食風景

山には参加出来なく残念でしたが、遅れて到着の 熊さん も加わって本格的な呑み会が始まり、宿の仕事を終えた長沢さんと、午前1時半まで飲みながらお話しさせてもらった。 何も無ければ午後9時には寝るという長沢さんを、夜更かしさせてしまって申し訳なかったが、 最後まで全開で飲み話していた我らがぜいぜいさんに大変驚いていたご様子。長沢さんも楽しんでもらえたと思う。

夕食。ボリューム満点でうまい! みーすけの首をコキッと鳴らす長沢さん 夕食風景
夕食。ボリューム満点でうまい! みーすけの首をコキッと鳴らす長沢さん そしてアイドルのみーすけ。私は奇声あげて写真撮ってました。

久々のベットであっという間に寝入っていました。
仲間と、山と、温泉と、美味い物と、楽しい酒の時間、言う事ありませんね。
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