茅ヶ岳 1703.5m 07.01.11
晴れ
深田公園P−女岩−茅ヶ岳−防火帯の尾根道−深田公園P

夜叉神峠から辻山に登る予定で出かけたが、生憎にも先週末の降雪で芦安の「山の神」から「夜叉神」までが通行止めになっていた。 スノーシューをザックに積み、北岳の雄姿を間近から眺めるつもりだったのに、気分が削がれてもう帰ろうと車を戻す。 しかしここは良い山が多い山梨県、背後に明けに染まる鳳凰山や雲がかる八ヶ岳を見てしまうと、この晴天でまっすぐ帰るのが勿体無くなった。 そこで目についたのが、ここから近く最近ご無沙汰している茅ヶ岳だった。

登る時間が遅いので茅ヶ岳の往復だけと決めて登り始めた。 深田公園の駐車場からは一度溶けた雪が再び凍った細い林道が続き、女岩を巻いて稜線への急登は雪質が良かったのでアイゼンを使わずに行けた。 稜線から山頂までは暖かい陽射しで、雪も溶け始め奥秩父の山が幾重にも波打ち、盟主の金峰山の頂が白く輝いていた。

しかし、山頂が見えてきたところで「あれ?」と違和感を覚える。山頂周辺がやけに明るくなって見晴らしが良過ぎるのだ。 この頂は低木帯がやや展望の邪魔になり、首を伸ばして南アや奥秩父を眺めていた記憶があるが、その低木が見事に切られていた。

このような爽快な大展望は久しぶり。山座同定が楽しくてしようがない。 日が高い時間だが大気はピンと澄み渡り、風も軽く暖かな陽射しで、青空と雪景色の山々を心穏やかに眺めていた。

結局登り下り共に誰にも出会うことなく、久しぶりの茅ヶ岳は静けさが心にしみる心地よい山行だった。 ただ、展望に喜びながらも、山頂周辺の切り株には複雑な気持ちが残る。終焉の地となった深田久弥氏はどう思っていることだろうか。

深田公園駐車場  8:10
女岩       9:00
茅ヶ岳     10:10  10:55発
−尾根道下山−
深田公園駐車場 11:50

林道
実際に歩き出せばそれだけで満足している自分がいる。

女岩
−6℃でも水は出ていた。

女岩を越え稜線へ
凍結していたらアイゼンが必須です。

深田久弥終焉の地
奥秩父の方が開かれている。

茅ヶ岳山頂

奥に八ヶ岳。手前の金ヶ岳は茅ヶ岳より標高が高い。金ヶ岳も回るコースは歩き甲斐があり、両側に裾野を広げた八ヶ岳を見ることができる。

奥秩父

山が奥深く重なる中で、白く突き出している金峰山の姿は、この頂で最も見応えのある景色だ。

→山名解説画像

富士山

展望は360度。後で聞いた話だが、山頂の低木は昔から伸びたら切られ、の繰り返しだとか。

南アルプス

韮崎の町を挟んで、すくっと伸び上る峰々。鳳凰山や早川尾根と重なって3000mの稜線の見映えはいいとは言えない。

深田公園にて

「百の頂に 百の喜びあり 深田久弥」

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