安達太良山(あだたらやま) 1699.6m  07.01.03

あだたら高原スキー場駐車場−ゴンドラ−薬師岳展望台
薬師岳展望台   8:45
乳首      10:00 −8℃
鉄山      11:10 11:45発(昼食)
くろがね小屋  12:50 13:35発(日帰り湯)
スキー場駐車場 14:30
正月は寝て過ごそうかと思っていたが、長期予報では悪かった天気が良い方へ変わってきたので、実家からわりと近い(といっても車で2時間近くかかる)安達太良山に出かけた。

7時半過ぎにスキー場へ到着。夏は誰もいなかったがこの季節は誘導員の指示で駐車する。駐車料金1000円也。ゴンドラ(900円)は8:30運行なので時間がちょっと空く。 下から登ろうか迷ったが、明るいうちに帰りたかったので今日は楽させてもらおう。でも8時を過ぎてもゴンドラが運行するか判らないらしく、寸前になるまで乗車券が買えなかった。 よく風で止まるゴンドラらしいので山行計画には注意が必要だ。

安達太良山全容 安達太良山全容
薬師岳展望台より

左の突起が”乳首”と呼ばれる安達太良山の山頂。中央が矢筈森、右の岩壁が鉄山。右奥に途中で切れているのが箕輪山。
実は箕輪山→鉄山→乳首の順で標高が下がる。

薬師岳展望台では風に乗って硫黄の匂いがぷうんと漂っていた。雄大な安達太良の稜線の上には青い青い空が広がっている。 一応雪山なので、ピッケル・アイゼン・スノーシュー・ストック2本と、考えられるものを全て担いできた。日帰りでは過剰と思える装着のザックを背負って登り始める。

表登山口(県民の森)分岐 山頂への緩やかなトラバース斜面
表登山口(県民の森)分岐 山頂への緩やかなトラバース斜面

年末に降った雪はよく締まり、この正月も歩かれている様で踏み抜きもほとんどない。スキー場も上部の方ではブッシュが見えていたので、今年はやはり雪が少ないようだ。 10人足らずの登山者とのすれ違いで、装備を使うことなく乳首に到着した。

風雪の造形(乳首直下) 乳首
風雪の造形(乳首直下)
登山道脇に続いている。
乳首
剥き出しの岩が多い。雪も少ないこともあるが、いつも強風が吹く山だからか。

乳首にて 鉄山方面
乳首にて
雪が岩場を埋めていたのですんなり登られた。
鉄山方面

天気は良いが稜線に出た途端に強風が吹きつけ、一瞬で指先がじんじんと凍えてくる。鉄山に向かって歩き出すと、所々地面の砂地がむき出していた。 雪は少ないが、岩場のえびの尻尾がこの強風で発達し、自然の造形美が荘厳な世界を創っている。

乳首 風雪の彫刻
乳首
馬ノ背より振り返る。
風雪の彫刻 ※画像クリック
稜線は自然の造形美が並んでいる。

船明神山、障子ヶ岩と続く 鉄山へ
船明神山、障子ヶ岩と続く
右中央の沼ノ平コースは火山性有毒ガスで通行禁止になっている。
鉄山へ
雪が黄色く凍っている場所もあった。火山ガスが混じっているせいか?

鉄山直下の風上側は全て凍りついていた。乳首から鉄山へ足を踏み出してからは、登山者に出会うこともなく踏み跡も消えていた。 滑落するようなところもほとんどなく、稜線伝いに歩くだけなので問題は無かった。しかし2月、3月であれば、そう簡単にもいかないだろう。

鉄山への登り口 鉄山より箕輪山方面を見る
鉄山への登り口 ※画像クリック
乳首から来ると山頂部の岩稜を回り込むように登ることになる。全て氷雪に覆われ厳冬期の厳しさがうかがえる。
鉄山より箕輪山方面を見る
中央やや左に鉄山避難小屋がある。→拡大

鉄山の山頂でパンをかじりながらの憩いは、この山に自分1人しかいないようで、久々の山として満足な時間だった。 雪が多いと難儀しそうだが、その時期にも訪れたくなる景色が広がっていた。

乳首への稜線 沼平俯瞰
乳首への稜線 ※画像クリック
鉄山より。中央に見えるは和尚山。
沼平俯瞰 ※画像クリック
鉄山より。

このまま装備を使わないのもなんなので帰りはストックを使うことにした。久しぶりにダブルストックで歩いてみたが、やはり雪面歩きでは歩行が楽だ。最初から使っていれば・・・と後悔先に立たず。

峰の辻前後は雪原になっており、ときおりヒザまで雪に潜ることがあったが、それも僅かな回数だった。結局スノーシューは出さず仕舞いになった。 くろがね小屋までは赤旗のしの竹が立っている。視界が悪い場合はこのあたりは注意が必要だ。鉄山から続くアルプスの岩峰の様な壁が見えてくると、くろがね小屋までは10分ほどで到着する。

矢筈森−峰の辻間の雪原 鉄山から続く岩壁
矢筈森−峰の辻間の雪原
これが全て雪で覆われたら山スキーヤーの出番か。
鉄山から続く岩壁

くろがね小屋は数名の登山者が休んでいた。以前は素通りしたが、この硫黄の匂いが漂う山をずっと歩いていからか無性に温泉に入りたくなって立ち寄った。 入浴料400円+休息料200円。中途半端な時間のおかげで貸切だ。私にはやや熱かったが源泉かけ流しのとてもいいお湯だ。

くろがね小屋内部 くろがね温泉浴槽 くろがね小屋を振り返る
くろがね小屋内部 くろがね温泉浴槽。男女別。内風呂で定員約4人。石鹸類は無し。 谷に建つくろがね小屋を振り返る

この小屋は温泉とセットで大変登山者に人気がある小屋だと聞いていたが、まあ、あの温泉に入ってしまうとそれもうなずける。 是非冬に泊まりで来てみたいと思わせる雪山と温泉だった。
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