サントリー×ヤマケイ
鈴木みきさんといく尾瀬沼ハイキング
2012.06.16-17

1日目;新宿駅(JR特急日光1号)- 今市駅(東武鬼怒川線 鬼怒川公園行)- 鬼怒川温泉駅 -
    チャーターバス - 御池 - シャトルバス - 沼山峠登山口 - 尾瀬沼ヒュッテ(泊)

2日目;尾瀬沼ヒュッテ - 沼尻散策 - 尾瀬沼ヒュッテ - 沼山峠登山口 -
   シャトルバス - 御池 - チャーターバス - 鬼怒川温泉駅(JR特急スペーシア)- 新宿駅


この週末は、サントリー×ヤマケイさんのイベント「鈴木みきさんといく尾瀬沼ハイキングツアー」に参加させてもらい、とても楽しい時間を過ごしてきました。 初日は御池(みいけ)からシャトルバスで沼山峠へ入山し大江湿原を歩いて尾瀬沼ヒュッテで宿泊、 翌日は尾瀬沼を周遊してから沼山峠へ戻るという、いつもの山行に比べたらかなりゆったりした行程です。

御池は福島県会津の檜枝岐村の奥にあり、檜枝岐村はとても山深いことで名高い山里ですが、私自身も御池からの入山は久しぶりで懐かしい思いでした。

福島といえば東日本大震災の原発事故で観光客が激減し、一年が過ぎた現在も回復の兆しはあるもののまだまだ少ない状況です。 尾瀬の入山者も同様で、先々週に群馬県から尾瀬入りした時は臨時の駐車場も開放するほどに人出がありましたが、ここ御池からの入山者は減ったままだそうです。

実は私も福島県の浜通り出身です。実家が原発に近かったせいで二本松市に避難していた家族を迎えに行き、しばらく東京で避難生活をしていました。 同じ市内からも会津へ多くの人が避難し、会津の皆さんには温かく迎えてもらっています。 そういう思いもあって、尾瀬と福島を少しでも盛り上げる一助になればと参加を即決しました。

・・と、やや硬い書き出しになってしまいましたが、もっちろんサントリーさんが付いてるんだもん、 右のYamakei Onlineのリンクを辿ると「尾瀬で飲むならオールフリー!」なキャンペーンですが、夜の酒盛りも勝手に期待しちゃって、というのが本音なところ^^

※画像無断使用ちぅ・・。
尾瀬で飲むならオールフリー!
    この夏は、みんなで尾瀬に行こう!
    尾瀬で飲むならオールフリー!


1日目
集合は新宿駅ですがツアーは初めてなのでドキドキで駅に向かいます。でも最初にご挨拶した方が一度お会いしたことのあるブロガーさんでしたのでなんとか平静を保てました。ホッ。

今回参加のブロガーは女性6名、男性3名の計9名。女性勢強しです。
(ところでブログではないHPタイプの私は、何ガーなんでしょうかね?)

鈴木みきさん、スタッフさん含め、倍の人数が揃い、早速乗車券を頂いて特急にて一路鬼怒川へ。御池へはチャーターバスに乗り換えますが、なんて至れり尽くせりな旅なんでしょうか。 公共交通機関にめっぽう弱いのでとってもありがたいです。バスの中での自己紹介はかなり緊張してしましたが、これで少しは落ち着けました。

特急日光1号にて出発です。 鬼怒川温泉駅到着。遠くまで来た感強し。
特急日光1号にて出発です。 鬼怒川温泉駅到着。遠くまで来た感強し。

チャーターバス。なんだろうこれだけでドキドキだ。 ヒメサユリ!?工事車両も風情あり。
チャーターバス。なんだろうこれだけでドキドキだ。 ヒメサユリ!?工事車両も風情あり。

沼山峠登山口到着。

御池では檜枝岐のガイドのたかさん・たかぴーさんと村役場の方が合流してシャトルバスで沼山峠へ。円陣を組んで準備体操をしてからいよいよ出発です!

長旅で酔っているので大丈夫かな?(何に酔ったかはヒミツ)
出発です!

まず最初に説明されたのが入山口から続く岩を敷き詰めた通称「ハイヒール返し」。 ひと口に尾瀬といってもルートによってはきつい山道もあります。しっかりとした装備での入山を促すための心構えの様なものです。確かに他の登山口も歩き始めが岩ゴロ道になっているので、少し不思議に思っていましたが聞いてみて納得。 他にも理由があり下界の植物の種を持ち込まない為に、靴底の土を落としやすくしているのだとか。

通称ハイヒール返し! ツアーっぽい写真は最初だけでした。
通称ハイヒール返し! ツアーっぽい写真は最初だけでした。

出発です! 木道を登りながらガイドさんのお話を聞くのは大変面白いです。雪はわずかに残る程度ですが、積雪は多い時で4mにもなるとかで冬の厳しさが想像されます。 でもその反面、豊富な雪こそが湿原を潤し尾瀬の自然を守っているのでしょう。

この時期は花の種類が少ないとの説明ですが、木道沿いに咲く小さな花々や植物を解説してもらいながら歩きます。雨に濡れた森は、ガイドさんの言う通り植物達の元気が満ちています。

ムシカリ(オオカメノキ) スイカズラ科 タケシマラン 竹縞蘭 ユリ科 イワナシ 岩梨 ツツジ科
ムシカリ(オオカメノキ) スイカズラ科 タケシマラン 竹縞蘭 ユリ科 イワナシ 岩梨 ツツジ科

ゆっくり歩いている割には後ろが追いついてきません。それもそのはず、今回参加のブロガーの方々はお花が好きな人ばかり! ツアーのことを忘れて小さな花を悪戦苦闘しながら撮っている様ですね、その気持ちよーく分かります!

ウスバサイシン 薄葉細辛 ウマノスズクサ科 エンレイソウ 延齢草 ユリ科 モウセンゴケ 毛氈苔 モウセンゴケ科
ウスバサイシン 薄葉細辛 ウマノスズクサ科 エンレイソウ 延齢草 ユリ科 モウセンゴケ 毛氈苔 モウセンゴケ科
1か所だけ植生があるんです。これもガイド山行のたまもの。

ミネザクラ 峰桜 バラ科 サンカヨウ 山荷葉 メギ科 大江湿原に出た〜!
ミネザクラ 峰桜 バラ科
(タカネザクラ)
サンカヨウ 山荷葉 メギ科 大江湿原に出た〜!

木道は下りに変わりやがて森が開けて大江湿原に到着。

湿原には白い水芭蕉が点在し尾瀬らしさに歓声が上がります。今日の天候は小雨が降ったり止んだりで、立ち止まると肌寒いですが尾瀬には雨も似合います。

水芭蕉の原です! 最初のオールフリーな絵。
水芭蕉の原です! 最初のオールフリーな絵。

鈴木みきさんとガイドのたかさん。 ガイドさんに教えてもらったシカの食害の痕。
鈴木みきさんとガイドのたかさん。

けっこうお調子者?笑
ガイドさんに教えてもらったシカの食害の痕。尾瀬は本来シカの生息域では無かったのですが。。。人間のせいで増えているのに食害って言われるのもなんですが、数千年かけて作られた高層湿原が、シカがヌタ場にして荒れているのです。

ギョウジャニンニクの原。 ミツバオウレン 三葉黄蓮 キンポウゲ科 チシマウスバスミレ 千島薄葉菫 スミレ科 絶滅危惧II類(VU)
ギョウジャニンニクの原。刻んでベーコンと炒めたい〜 ミツバオウレン 三葉黄蓮 キンポウゲ科 チシマウスバスミレ 千島薄葉菫
スミレ科 絶滅危惧II類(VU)

水芭蕉と立金花です。 ヒュッテはもうすぐ!
水芭蕉と立金花です。 ヒュッテはもうすぐ!

シラネアオイ 白根葵 シラネアオイ科 ツバメオモト 燕万年青 ユリ科 トガクシショウマ 戸隠升麻 メギ科 絶滅危惧II類(VU)
シラネアオイ 白根葵 シラネアオイ科 長蔵小屋裏手にて ツバメオモト 燕万年青 ユリ科 トガクシショウマ 戸隠升麻 メギ科 絶滅危惧II類(VU)
小屋前の植え込みに咲いています。先人が植えたものでしょうか。

尾瀬沼ヒュッテ到着。
(檜枝岐村村営)

肌寒いですが、まずは配給がありましてオールフリー! そうそう、この絵を撮らないとね^^

って、私だけ説明を聞いていない様な。
尾瀬沼ヒュッテに到着。まずは配給がありましてオールフリー!

部屋割りやお風呂・食事の時間を説明してもらいます。なんと尾瀬では山小屋といってもお風呂が入れる小屋が多いんです。水が豊富なんですね。

部屋に荷物を置いたらお風呂の前に散策に出て、長蔵小屋裏のビューポイントへ。 いつもは沼の向こうに見える燧ヶ岳も真っ白で何も見えませんが、大江湿原に目を移すと人影の無い湿原に立つ三本カラマツが印象的です。

振り返ると至仏山。上田代にて。
湿原歩きの最中は雨も大したことはなくていい日になりました。

尾瀬は混んでいるイメージを持つ方も多いと思いますが、泊まりで体験する朝夕の静けさはなんともいえません。 尾瀬に限らずですが山はやっぱり朝夕ですね。

楽しみの夕食はイワナの一夜干しなるものが出てきました。軽く炙って食べましたが、これがうまいこと! 檜枝岐の民宿などでもよく出るそうです。これ近所で売ってたらなぁ。

夕食です。プレモルっ! 岩魚の一夜干し
夕食です。プレモルっ! 岩魚の一夜干し

さて夕飯の後は談話室を借りて、懇親会?の始まり始まり。役場のご好意で荷揚げされたサントリーのプレミアムモルツ飲み放題!テーブルにたくさん並んで皆で乾杯、にゃは♪

また、ブロガーさん持参のつまみはハンパない量で気合入りまくり。談話室の中は居酒屋みたいな様相になっています。

鈴木みきさんの新刊とおつまみ達。 鈴木みきさんの新刊とおつまみ達。

皆さん、宴会慣れしてらっしゃる!美味しい物を皆に振る舞う心意気に脱帽です。

カシューナッツだけ持っていた私はそっとしまいました、帰りの電車用に^^;

ここでブロガー皆さんに、鈴木みきさん新刊の「山テントで、わっしょい!」のサイン本のプレゼントがあり、1人1人イラストも書いてもらえることに!

実は先ほどからブロガーのお姉さま達が「お買い得だよ」とか「悪い物件ではない」とか言って、
わたくし(たけさん)を鈴木みきさんに勧めていたのですが、






好物件?

「好物件?」・・・・あ、安普請がバレている!(笑

とまあ、ヤマケイさん、サントリーさん、ガイドさん、役場の方など皆さん巻き込み、消灯9時までの楽しい時間はあっという間に過ぎました。 消灯


2日目
夜は窓を網戸にして寝るぐらいの気温でした。 早朝に染まる燧ヶ岳を期待していましたが、3時台の目覚ましで起きるとうるさいほどの雨音。こりゃダメだと2度寝してから起き出します。

朝食は夜にもらっていたお弁当。

5時に小屋前に集合の予定でしたが雨模様になってしまい、1時間遅らすとの連絡があった時はすでに雨具も着込んだ完全装備済。

まあいいかと小屋の表でオールフリーとお弁当タイム。1人で居ると余計に昨晩の楽しかった記憶が溢れてきます。
朝食は夜にもらっておいたお弁当。

出発は6時半になり、尾瀬沼周遊から沼尻までのピストンに変更になりました。 ヒュッテにザックを置いて出発です。大江湿原の三本カラマツの脇を通ると、小木が2本育っていて、そのうち5本カラマツになりそうです。この成長を見るのも楽しみだなあ。

浅湖湿原の水芭蕉

ここの水芭蕉が一番遅いらしく小ぶりな姿が可愛らしい。

森影の池沼にはサンショウウオの卵もあり、一見すると溶け残った残雪の様に見えていました。
浅湖湿原の水芭蕉

チシマザクラ 千島桜 バラ科 コヨウラクツツジ 小瓔珞躑躅 ツツジ科 ムラサキヤシオ 紫八染 ツツジ科
チシマザクラ 千島桜 バラ科 花柄に毛がります。 コヨウラクツツジ 小瓔珞躑躅 ツツジ科 ムラサキヤシオ 紫八染 ツツジ科

ガイドさんには森の営みも教えてもらいました。

右の写真はなぜ木の根元が空間になっているかというと、倒木の幹の上に落ちた種が育ち、やがて倒木が腐ってなくなった為にこんな空洞が残ってしまったとのこと。

「倒木更新」というのですが、普通に地面に落ちた種は笹などに日光が遮られて育ちにくいですが、倒木の上は日が当り光合成がし易いとのこと。 倒木自体も栄養になりますからね。
倒木更新

倒木更新 その証拠に森の中のあちこちには一列に並んだ樹木が見られます。皆同じ倒木を苗床にしているんですね、なるほどです。

この写真では苔むした倒木がまだ残っています。

沼尻平に出た先頭から「わーっ!」と声が上がります。最後にやっと燧ヶ岳が姿を現してくれました。 メンバーからも「尾瀬に山は無いと思ったよ。」なんて冗談が出ます。

燧ヶ岳が姿を現した〜 先行の撮影隊は沼尻でいい絵が撮れたみたい。
燧ヶ岳が姿を現した〜 先行の撮影隊は沼尻でいい絵が撮れたみたい。

沼尻の湿原は朝方の大雨で水量豊かな池塘が広がっています。
沼尻の湿原は朝方の大雨で水量豊かな池塘が広がっています。何度も来ているはずなのに今日の光景は一番清々しいかもね。

鈴木みきさんとガイドのたかさん@仕事ちぅ。昨日のお調子者な写真とは違いますな。

沼尻休憩所では撮影隊を残して、ブロガーメンバーは休憩を早く切り上げて尾瀬沼ヒュッテへ戻ります。

ちなみに「沼尻」は、私は知ったかぶりして”ぬしり”と呼んでいましたが、それは片品村側からの呼び名らしく、檜枝岐村では”ぬまじり”と呼んでいるとのこと。
私は今後ぬまじりって呼びます!
鈴木みきさんとガイドのたかさん@仕事ちぅ

ショウジョウバカマ 猩々袴 ユリ科 キヌガサソウ 衣笠草 ユリ科 サンショウウオの卵
ショウジョウバカマ 猩々袴 ユリ科 キヌガサソウ 衣笠草 ユリ科 サンショウウオの卵

苔むした森 雨が止んだ潤った森は緑の勢いが満ちています。

その森を歩くブロガーメンバーは、戻りはさすがにCT通りでヒュッテに到着。

尾瀬沼ヒュッテでは放射能の定時測定をしているところでした。もちろん数値は体に全く影響がない値です。

檜枝岐村ではお客様が安心して訪れることが出来るように、村内の要所で毎日放射能を測定して公開しています。 尾瀬地区ですと、ここ尾瀬沼ヒュッテ及び、沼山峠、見晴が測定場所です。

いつまで続くのか本当に胸が痛くなりますが、やれることを一つ一つやって前に進んで行くしかありません。
苔むした森

さて、ヒュッテの前に全員集合する頃には、燧ヶ岳のガスも取れ山頂がきれいに見えていました。と、ここで最後に残ったオールフリーを平らげます!

オールフリータイム! 気温も上がってたから、うめかった〜!

photo by cyu2さん

独身組にて。みきちゃん・まゆちゃんに挟まれて撮ってもらう。

「一生の運を使った」とか声があがってたけど、ボクの運の残量ってそんなもんなのか?だからか?え?
独身組にて。みきさんとまゆちゃんに挟まれて撮ってもらう

さあ、ではバスの時間も迫っていることですし下山を開始します。雨具は脱いでカラッとし始めた湿原を行きます。青空も見えて日も照ってきました。タテヤマリンドウも花を開いて見送ってくれています。

タテヤマリンドウ 立山竜胆 リンドウ科 バイバイー!また来るからね!
タテヤマリンドウ 立山竜胆 リンドウ科 バイバイー!また来るからね!

湿原に後ろ髪を引かれながら森に入ると、今度はほんとに時間が迫っているいるらしく、「急げー!」の指示の下、汗だくで沼山峠へ下山。 楽しい旅もこれで終わりです。

今回は御池からのピストンなので一番短いコースでしたが、ほかにも御池から近い尾瀬の見所はたくさんあります。

今回の水芭蕉に加え、6月後半は白い果穂になったワタスゲが湿原の緑野に揺れますし、7月中旬になると大江湿原にはニッコウキスゲが咲きほこり、当たり年であれば燧ヶ岳の山頂からでも黄色い絨毯を敷き詰めたように眺められます。 ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ 燧裏林道の湿原を巡りながら辿り着く三条の滝は、日本最大級の滝で雪融けの頃は大迫力です。

東北最高峰の燧ヶ岳登山も美しい湿原を行きますが、見事な傾斜湿原の熊沢田代を秋晴れの下で歩けば草紅葉が輝きます。

もちろん、檜枝岐村と片品村を繋いで抜けるコースも、どこを歩いても満足する尾瀬になると思います。

さあ皆さん、尾瀬に出かけてみませんか?


集合写真! 最後に。
サントリーさん、ヤマケイさん、アルパインツアーさん、檜枝岐の皆さん、そしてブロガーの皆さんと鈴木みきさん、ほんとに楽しい尾瀬をありがとうございました。

尾瀬をそれなりに知っているつもりでしたが、まだまだでした^^;
これからも色んな尾瀬に行きますからね〜!

今回参加のブロガー様 ※リンクは今回の尾瀬レポに張っています

 はなねこさん はなねこ山
 矢車草さん 山と野と
 cyu2さん カラダよろこぶろぐ
 まゆちゃん まゆちゃんの山登り
 sanpoさん 山の散歩道
 くっきーさん yama+cafe
 工場長さん 続・工場長の「山ばっかり、、、酒ばっかり。。。」
 げんさん 怪しいツアー回想録 山と燻製の日々

 鈴木みきさんのブログです→鈴木みきのとりあえず裏日記


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