ニッコウキスゲの尾瀬周遊    2011/07/18-19
1日目:富士見下P−アヤメ平−竜宮−牛首分岐−ヨッピ橋−東電尾瀬橋−見晴−尾瀬沼キャンプ場天泊
2日目:尾瀬沼キャンプ場−見晴−ヨッピ橋−牛首分岐−見晴−富士見小屋−富士見下P

1日目 07/18
富士見下駐車場         6:05
富士見小屋           7:30
アヤメ平            8:00/ 8:25
竜宮十字路           9:45/10:10
−牛首分岐(中田代三叉路)−ヨッピ橋−東電小屋−
見晴             12:10
沼尻             13:35
−大江湿原周遊−
尾瀬沼ヒュッテ        14:40

隣りに止まった車のドアが閉まる音で目が覚めた。慌ただしく準備を済ませて歩き出すが、予定より1時間以上の遅れになった。 駐車場の車の数は7,8台で、夜中に到着した時とほとんど変わっていない。三連休の最終日なので今日下山の人ばかりなのだろう。 泊りなので急ぐこともないが、台風接近での天候の崩れが気になって早足で歩く。


富士見下P いつもガラガラ

田代原辺り

富士見小屋

閉まっていることが多い富士見小屋は、さすがに連休中なので中に人の気配があった。小屋の表で朝ごはんをパクついてからアヤメ平へ。 開放的な天上の湿原に来ると、池塘の向こうに至仏山がきれいに見えていた。急ぎ足もつまらないなと、ベンチに横になってしばし二度寝を決め込む。


シロバナハナニガナ 白花花苦菜 キク科

チングルマ 稚児車 バラ科  実です


キスゲもちらほらと

アヤメ平へ

アヤメ平にて

帽子を顔に被せて目を閉じると、鳥のさえずりや羽虫の音が心地よく、渡る風もひんやりと気持ちがいい。 近付いては遠ざかって行く数組の靴音も皆軽やかで、本当に天上の世界で寝転がっているような気分だった。


アヤメ平

もちろん燧ヶ岳も見えます


キンコウカ 金黄花・金光花 ユリ科

シナノオトギリ 信濃弟切 オトギリソウ科

富士見田代に戻って長沢新道を下る。この下りは非常に木道が滑りやすいので、ペンギンの様に両手でバランスを取りながら慎重に歩く。 何度か滑りながら行くと、休憩していた知り合いにばったり。この連休は何組か尾瀬に入りそうなことを聞いていたが、長沢新道で出会うところが山仲間だ。


タテヤマリンドウ 立山竜胆 リンドウ科

ハナニガナ 花苦菜 キク科


富士見田代の池塘と燧ヶ岳
 

ばったりのくねる・きぬコンビ。ここで、なでしこ優勝を聞く!がんばったニッポン!!


緩やかな道に変わった長沢新道下部

森を抜けると十字路が見えてくる

森を抜けヨシ原の木道を行くと竜宮十字路に出る。早速ザックをベンチに下ろし竜宮小屋にビールを買いに行く。思ったほど人がいないのは連休も終わり、ということだ。


オタカラコウ(雄宝香 キク科)と至仏山

竜宮小屋へふらふらっと

朝ごはんの残りを食べながら一杯やっていると、ふっと陽射しが遮られた。見上げると薄雲が濃くなってきていて、尾瀬ヶ原の空全域が雲に覆われようとしていた。 うう、今年は青空のキスゲは無しになったか、早起き出来なかった報いがこう出るのは仕方ない。というか早々にビールに手を出しているのも何だかだけども、これはこれで仕方ない、うん。

牛首分岐まで行ってから、ヨッピ橋、東電尾瀬橋を回って見晴まで行くことにする。


サギスゲ(鷺菅 カヤツリグサ科)の果穂と至仏山

トキソウ 朱鷺草 ラン科 絶滅危惧II類(VU)


カキツバタ 杜若・燕子花 アヤメ科

下ノ大堀川付近の池塘 キスゲの原が見えてきました

ニッコウキスゲの群落 下ノ大堀川付近

ニッコウキスゲの群落 下ノ大堀川付近

ニッコウキスゲはピークという感じ。キスゲの規模は、ここ最近で言えば例年通り、というところかな。今年もキスゲの原を歩くことができて幸せだ。 牛首まで歩いたら右に折れてヨッピ橋を目指す。


牛首分岐(中田代三叉路)

ノアザミ 野薊 キク科

ミズチドリ 水千鳥 ラン科


青空映す池塘 景鶴山方面は青空が残っている

ヒツジグサ 未草 スイレン科

強い陽射しが隠れても暑いことには変わりない。木道歩きにへばりながら下ノ大堀川の拠水林を越えると、いきなりニッコウキスゲの群落が現れた。 おお、今年はこの辺りが多いな。裏年といって不作な年もあれば、こうやって一面に咲きほこる年もあるし、思うようにいかないことも自然相手の遊びの楽しさなんだろうね。


拠水林を越えると黄色い原が見えてきた

ニッコウキスゲと燧ヶ岳


サワラン 沢蘭 ラン科(別名:旭蘭)

池沼

行動時間が遅れ遅れになってきているので、ベンチで休息する人達を横目に、ヨッピ橋、東電尾瀬橋と歩いて見晴で小休憩にした。


ヨッピ橋のたもとには休憩スペース有

東電尾瀬橋より ここはもう只見川?

見晴(みはらし)。下田代十字路

日除けがついたベンチに腰を下ろし、ビールを飲みたいとこをぐっと我慢して、弥四郎清水でのどを潤してから久しぶりの段小屋坂の道へ歩き出した。


イヨドマリ沢の木道

白砂田代


白砂田代のキスゲとワタスゲ

水辺のヒオウギアヤメ(桧扇菖蒲 アヤメ科)

今日は一般的にいえばロングコースになる。自分としては何てことないと思っていたが、この1年の体たらくぶりと1年ぶりの天泊装備とで、ふらふらになりながら沼尻に到着。 ザックを下ろして休もうかと思ったけれど、やっぱり尾瀬沼ヒュッテの生ビールが頭の中にちらついて、最後まで歩き通すことにした。


沼尻(ぬしり)の沼尻休憩所

ワタスゲ(綿菅 カヤツリグサ科)の果穂

浅湖湿原(あざみ湿原)には、まだワタスゲが多く揺れていた。今年は時期を逸していたので思わぬ光景に喜ぶ。長英新道の分岐を過ぎて森が開けると、大江湿原を見下ろす縁にやっと出た。


大江湿原到着

大江川と大江湿原 川を境にして明暗が


大江湿原のニッコウキスゲ

大江湿原の木道


ニッコウキスゲと燧ヶ岳

湖畔より大江湿原と三本カラマツ

大江湿原では疲れを忘れてキスゲの鑑賞。沼山峠へ帰る人が多い中、木道を右へ左へ移りながら写真を撮った。 きりのいいところで切り上げて尾瀬沼ヒュッテへ。先ほどから雷の音が聞こえているのでビールは後にして受付&テント設営。 小屋の表は無人で寂しげだが贅沢にテーブル1人占めして至福のひととき。

ああ、うめーー。


尾瀬沼と燧ヶ岳

尾瀬沼ヒュッテにて 700円也

缶ビールや缶チューハイも追加してすっかりいい気分。ベンチに横になって、替えたばかりのスマートホンでキスゲの原を掲示板にUPしようとしたらやっぱり圏外。 尾瀬ヶ原の方でも試していたが、この地域では通じないみたいだ。

16時ぐらいに雨が降ってきたので一旦テントに撤収。で、気が付けば真っ暗。よほど疲れていたのか眠ってしまった。 弱い雨音がしていたけれど、沼の方へ写真を撮りに行ってみた。するとビジターセンターで、かわいいお姉さんに手招きされてスライドショーを見学。こういうのもたまにはいいね。

夕景は無し

この天気では、もちろん染まることもなく、大人しくテントへ戻った。

今更夕飯を作るのも面倒臭くなって、眠気にまかせてそのままシュラフに入った。


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