平ヶ岳 2141m 03.07.05-06
晴/曇り
鷹ノ巣駐車場(平ヶ岳登山口)−平ヶ岳(天泊)往復

天泊で鷹ノ巣駐車場よりの往復。駐車場で迎えた朝はどんよりとした曇り空。駐車場脇の林道を10分程歩くと右の登山道へ入る分岐点。少し歩くとすぐヤセ尾根となり見晴らしが良い。 長く続く尾根は所々ロープが掛けられている。台倉山からは樹林帯となり、控えめな白い花々が続く。池ノ岳直下まではぬかるんだ道と木道を交互に歩くことになる。初めは雲に巻かれていた平ヶ岳も、斜面に雪を残す山頂部が見えてきた。

シャクナゲ・オオシラビソの道を抜けると視界が開け池ノ岳に着く。高山植物が咲く姫の池の向こうに平ヶ岳のゆったりとした姿が浮かんでいる。6時間半の登りの後にこれである。ため息がでる。ここでビールを取り出し昼食にした。

今日の寝ぐらを作る為、池塘を縫うように続く細い木道を歩いていくと木道が雪原の下へ消えていた。雪原の下方を眺めると天場らしきものが見える。慎重に下ると溶けた雪が小川ほどの流れになっていた。周辺にはショウジョウバカマがまだ咲いている。設営後は平ヶ岳へ。

午後2時近くになっていたからか人の姿が無い。木道を全て歩いて周りの山を見渡すが本当に山ばかり。広い緑の湿原と花と荒々しい越後の山が印象に残る。後は夕方まで玉子石やまた池ノ岳に戻ったりしながら夕暮れの山を楽しんだ。

鷹ノ巣駐車場  5:40
台倉清水    9:40
池ノ岳    12:10
テント場〜平ヶ岳〜玉子石〜池ノ岳〜テント場のんびり周遊

2日目
テント場    7:20
池ノ岳     7:55
台倉山     9:30
鷹ノ巣駐車場 12:05

鷹ノ巣駐車場
反対の路肩にも数台分のスペース有り。駐車場は約15台。すぐに満車になりそうなので、暗いうちに到着することをおすすめします。

林道から登山道への分岐

ヤセ尾根

朝方は上の方はガスっていた。下台倉山までの登山道はヤセ尾根で、クサリ場(ロープ)もありますから慎重に。

ウラジロヨウラク

アカモノ
別名イワハゼとも。常緑矮性低木です。

尾根を振り返る

下台倉山まであとひと息。いつの間にかこんなに登ってきました。

ツマトリソウ

マイヅルソウ
舞鶴草です。2枚の葉を鶴の翼に見立てて。

下台倉〜台倉は花の競演です。

イワカガミ

白花も多いです。中には10以上も花を付けているものもありました。

イチヨウラン
一葉蘭

ネバリノギラン

ギンリョウソウ

ゴゼンタチバナ

ツクバネウツギ

ズダヤクシュ
喘息薬種。ぜんそくに効くそうな。

ハクサンシャクナゲ

ミツバオウレン

ツバメオモト

イワイチョウ
葉が黄葉する。

タテヤマリンドウ
日の光が当たらないと、こうは開いてくれません。

ついに平ヶ岳

池ノ岳手前から。
いよいよ見えてきました。涼しい風が吹いています。

平ヶ岳

姫の池から。これだもの、最初のビールに手が伸びてしまった。

ヒメシャクナゲ
常緑矮性低木。ツツジ科です。

ショウジョウバカマ
天場近くに流れる雪解け水の小川にて。

天場
この日は一番乗り。木道の広場になっています。小型なら4張。水場は脇の小川です。 もちろんトイレは無し。ダメージを残さないように。

ワタスゲが揺れる木道を歩いて山頂へ

色とりどりの草原

チングルマ、ハクサンコザクラ、コイワカガミが咲く草原です。

ハクサンコザクラ

チングルマ

山頂へ

もう人かげはありません。

尾瀬に伸びる尾根

歩いていけそうですね。あぁ、実際に行ってみたいです。

湿原に伸びる木道に響くは我が靴音のみ

なんてね。でもまさにその通り。

越後の山々

木道終点にて。
右奥から越後駒ヶ岳、中ノ岳。木道終点には「環境保全の為、立入禁止」と立札。砂利が敷き詰められた新しい整備された道。痛々しい。もう2度と戻らないだろう。何が環境保全だ。

ほんとにまっ平ら

木道終点から通り過ぎてきた山頂方面を見る。
前方の濃い緑の中に山頂の標識があります。実際の最高点は違います。ほんとに広くて平らなところです。実は2人すれ違いましたが両人とも寝入っていて、私が通り過ぎたら時計を見て急いで下っていきました。

池ノ岳

平ヶ岳山頂から下ります。天上の散歩道のよう。

玉子石へ
長く横たわる平ヶ岳を眺めながら向かいます。

玉子石
絶妙なバランスの不思議な岩です。落ちる運命にあるとか。次行ったら落ちてそう。

妖精の池

と、かってに名前を付けてもお似合いですよね。
玉子石の下に広がっています。

池塘

こんな景色の散歩道ですもの。

天場へ

玉子石から平ヶ岳へ向かう近道の落ち込んだ所に天場があります。3張で満杯になったので最後の登山者は、山にダメージの残らない雪原上に幕営していました。

ミツバノバイカオウレン
天場の近くにて。

夕食
今回は趣向を変えて、パンとチーズとワイン。
草原と相まって、どう見てもハイジな気分。

夕食後は酔いも手伝ってまた池ノ岳へ
日も落ちてきた。そろそろ寝ます。

天場からの夕空
天場まで下りると雪原のテントは見えなくなる。あの雪原が水源です。

明くる朝

天気も悪かったので遅い出発とした。今日は池ノ岳から平ヶ岳が望めなかった。

最後に

去り難い山でした。

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