大佐渡山地縦走 -オオミスミソウの頃-    2013/04/27 - 04/29
アプローチ:新潟港−(カーフェリー)−両津港(民宿泊)
1日目:両津港の民宿−(タクシー)−白瀬登山口−金剛山−ドンデン山荘(天泊)
2日目ドンデン山荘−マトネ−金北山−横山登山口

2日目   2013/04/29

 ドンデン山荘        5:45
 マトネ           7:04
 真砂の峰          8:22 8:35発
 役の行者         10:16
 金北山          10:59 11:08発
 −神子岩の上部でミスミソウタイム!−
 神子岩          12:28
 横山登山道合流点     13:23
 横山登山口        14:23

金北山とお月さま。 金北山とお月さま。

目が覚めると4:25。少し寒かったが夜はよく眠れた。テントから顔を出すと外は明るくなり始めており、外の温度計は3℃を示している。

トイレのついでに山荘前から金北山を撮った。残雪をまとった姿は1200m足らずの山とは思えない迫力がある。

朝はお茶と菓子パンで軽く済ませて撤収開始。出発前に日の出になった。

日の出です。いい立地だなぁ、ここ。 国仲平野一望。
日の出です。いい立地だなぁ、ここ。 国仲平野一望。

山荘と金北山。さあ出発です。 舗装された道はまだ雪に覆われています。
山荘と金北山。さあ出発です。 舗装された道はまだ雪に覆われています。

まずは舗装道を金北山縦走路方面に歩く。すぐにカチカチの雪道になり曲がりくねった林道通りに行くと、左手に「金北縦走入口」の道標が。残雪が多い時期は、ぼーっと歩いていると見落としそうだ。

金北縦走入口。 アオネバ十字路。
金北縦走入口。 アオネバ十字路。

雪融けの斜面にはすかさずカタクリが顔を出します。 金北山縦走路は雪が多いですが赤テがしっかり付けられています。
雪融けの斜面にはすかさずカタクリが顔を出しています。 金北山縦走路は雪が多いですが赤テがしっかり付けられています。

昨日と同じ様にこの道も残雪が多いが、ドンデンから金北山間はGW前にルートが作られる様で、赤テープ類がしっかり付けられトレースもはっきりしている。一汗かいてマトネのピークに出るとようやく稜線の縦走路が始まった。

マトネにて。歩いている風の自分撮りです。 金北山縦走路。
マトネにて。歩いている風の自分撮りです。 金北山縦走路。

ダイナミックな縦走路ですね。
ダイナミックな縦走路ですね。後で分ったことだが前を行く7人組も昨日は白瀬登山口から金剛山経由でドンデン山荘だったそうだ。

真砂の峰より。金北山の頂上に何やら建物が見えます。
真砂の峰より。金北山の頂上に何やら建物が見えます。

ドンデン方面。真砂の峰より。金剛山が霞んでいます。 金北山近くは雪多し。
ドンデン方面。真砂の峰より。金剛山が霞んでいます。 金北山近くは雪多し。

役の行者はぽっかりと雪原になっており、そこから間近に見える金北山の上空はどんよりの曇り空。

鏡池と金北山。

役の行者から低木帯を抜けると佐渡最高峰が間近に見えます。たぶん左の窪地が鏡池かな。
カタクリの森。

このコースの一番の難所は金北山への最後の斜面。
このコースの一番の難所は金北山への最後の斜面。前を行く一団が中央右側を登っているのが判ります。

さて事前に聞いてた話だと残雪期は金北山への最後の登りがやっかいとのこと。直下まで来てみると前を行く一団が壁の様な斜面に取り付いているところだった。うーん確かに急過ぎる。アイゼン出番かな?

ザイルが下がっています。雪は緩んでいましたのでアイゼンは出さず。 斜面を登りきった後ひと登りすると金北山山頂!
ザイルが下がっています。雪は緩んでいましたのでアイゼンは出さずにストック2本で慎重にバランスをとりながら登る。
斜面を登りきった後ひと登りすると金北山山頂!

国仲平野と小佐渡を望む。金北山より。
国仲平野と小佐渡を望む。金北山より。

やっとこさ着いた金北山には古い建物があるだけで道標が見当たらない。この施設は防衛省のもので今は使われていないとのこと。なんとも冴えないピークだな。写真と行動食を終えたらさっさと下り始めます。

ドンデン方面。金北山より。 来た道を少し戻って神子岩への尾根を下ります。
ドンデン方面。金北山より。 来た道を少し戻って神子岩への尾根を下ります。

神子岩への降り口はトレースが見当たらず、よくよく見るとうっすらと付いている程度。赤テープが付いた夏道は雪に埋もれた箇所が多くて下るコースを間違わない様に地形図と見比べながら行く。

やがて雪は薄くなり夏道を行けるようになる。そして雪が無くなると現れ出すのはカタクリの花。隙なく咲き出すんだなあと関心しながら下っていくと、わわ、オオミスミソウ地帯の始まりです。

昨日より大株も多くてまた足が完全に止まってしまった。

神子岩への下り。 カタクリの道が始まった。
神子岩への下り。 カタクリの道が始まった。

かわいい白花。 葉は右の様な形です。三角草の由来かな。
かわいい白花。 葉は右の様な形です。三角草の由来かな。

もっさもさの白花の大株。
もっさもさの白花の大株。

色々。 ブルー! これまた色々。
色々。 ブルー! これまた色々。

気品を感じさせる青紫色。
気品を感じさせる青紫色。

ラベンダー色。 グラデーションな濃いピンク色。 紫色。
ラベンダー色。 グラデーションな濃いピンク色。 紫色。

白色。まあるい花びらですね。
白色。まあるい花びらですね。

濃いピンク色。 薄紫色。
濃いピンク色。 薄紫色。

この色合いは表現できないなぁ。
この色合いは表現できないなぁ。

淡いピンク。 あら、淡い系の花束ですね。
淡いピンク。 あら、淡い系の花束ですね。

筋が入っています。 小ぶりな花。 濃紺かな。
筋が入っています。 小ぶりな花。 濃紺かな。

二色の花色。 繊細な色合いですね。
二色の花色。 繊細な色合いですね。

この色はなんと言えばいいのかな? この様に登山道の斜面に咲き乱れています。
この色はなんと言えばいいのかな? この様に登山道の斜面に咲き乱れています。

花束の様な複合株。
花束の様な複合株。

やっと神子岩の分岐まで降りてきた。所要時間はCTに比べて1時間もオーバー。まあ、花の写真を撮っている時点で観念していましたけどね。

神子岩。 樹林の中へ入ります。
神子岩。 樹林の中へ入ります。

神子岩からはブナの森の中へ入り残雪の斜面をゆるやかに下る。所々に付く赤テを拾って下っていくとやがて夏道が出てきて、また道の両側をカタクリが飾ってくれていた。好きな花だけど、もうお腹いっぱいです。

カタクリの白花。 一度、沢沿に出ます。
カタクリの白花。 一度、沢沿に出ます。

途中「追分へ」と書かれた細い獣道の分岐をスルーして道なりに下り続け、一旦沢沿いに出てからまたカタクリの登山道に戻る。

じゅんさい池に近づくと平坦な道になります。 キクザキイチゲ 菊咲一華 キンポウゲ科
じゅんさい池に近づくと平坦な道になります。 キクザキイチゲ 菊咲一華 キンポウゲ科

じゅんさい池は池と言うより湿原の様で中央部には水芭蕉が咲いていた。 カタクリの道。
じゅんさい池は池と言うより湿原の様で中央部には水芭蕉が咲いていた。 カタクリの道。

横山登山口と初盛ダムの分岐では「安養寺・横山へ至る」と書かれた方へ進む。最初は道が細くて藪っぽい箇所も出ていたが、もう雪を踏むことは無く相変わらずカタクリやオオミスミソウが咲いてる道が続く。

オオミスミソウ。下の方は数は少ないですが大株が多いです。
オオミスミソウ。下の方は数は少ないですが大株が多いです。

オウレン 黄蓮 キンポウゲ科 ミズバショウ 水芭蕉 サトイモ科 猩々袴と片栗が一緒に咲くのは不思議な感じです。
オウレン 黄蓮 キンポウゲ科 ミズバショウ 水芭蕉
サトイモ科
猩々袴と片栗が一緒に咲くのは不思議な感じです。

金北山からここまでのすれ違いは3人のみ。いつもの山行なら熊鈴を鳴らしているのだが、佐渡の山は大きな獣はいないので人の少なさも加えとても静かな山中だ。

と、前方には5人目となる2人組の女性がゆっくり歩いていた。追い抜かす時に挨拶をしたところ、行程を聞かれたので答えると「金剛山で3人の登山者に会わなかった?」と聞かれた。その3人組は彼女達の山仲間ということで、昨日金剛山から入っている単独がいると聞いていたらしい。下山口のことも話していたので、もしかしたら今日すれ違うかもね、と話題にしていたそうだ。

金北山とお月さま。 オオイワカガミ 大岩鏡 イワウメ科

佐渡のイワカガミは、いつも見るイワカガミより何倍も大きい葉が特徴です。葉が日光で光っていますがこの光沢が名前の由来です。

実は和名の花の名前は、咲いた花の姿より葉の形や実の形などから取った名前が多いんです。

2人は地元の方で、佐渡の山のことや下の方ではイワカガミが咲いていることなど教えてもらいながら横山登山口まで下山した。

さて、横山登山口から横山バス停までは30分ほど歩くのだが、話の成り行きで、最初はバス停という話が最後は家と逆方向になるのに両津港まで送って頂けることになった。車中ではイチゴ(1パック分!)をご馳走してもらって、佐渡の花の話で文字通り花が咲いた。

横山登山口。 両津港のターミナル。大佐渡山地が一望です。
横山登山口。 両津港のターミナル。大佐渡山地が一望です。

佐渡の人はにこやかでいい人が多いなあ、山旅の締めくくりでまた感謝です。人けの無いターミナルの階段で身繕いをして、目の前に広がる大佐渡山地へ別れを告げた。

さーて、フェリーの出航は16:05なのでまずはメシ。

海鮮横丁の本日のオススメメニュー。

これは、もう、ビールを飲むしかない、うん。2杯飲んだらいい気分。こりゃ新潟港では車中で仮眠しなければ。

ご飯やカニ汁はおかわり自由。最後はお盆がカニの殻だらけに。
カタクリの森。

お腹が膨れた後は日本酒をたんまりお土産に持ってフェリー乗り口の列に並ぶ。島へ来た時は閑散としていたフェリーは3連休の最終日なので混雑していた。

フェリーでは客室に行かずに表のベンチで寝転んで出航。

でも島を離れると急に寒くなった。やっぱり海上は違うね。
佐渡島、さようなら。

島を離れると急に海風が冷たくなった。やっぱり海上は違うね。短い滞在だったけれど佐渡は本当に良かった。次は飲んだくれメインにしよう。


新潟へ