薬師岳・観音岳  2011/05/21

夜叉神峠の森駐車場      4:40
夜叉神峠小屋         5:25
杖立峠の道標         6:25
火事場跡           6:55  7:10発
南御室小屋          8:10  8:20発
砂払岳            9:15
薬師岳            9:35
観音岳           10:05 10:45発
南御室小屋         12:00 12:15発
夜叉神峠の森駐車場     14:55     

今日はすごく久しぶりに感じる南ア鳳凰の観音岳へ。どれくらいぶりかと数えてみたら、前に登ったのは2004年の4月だった。 わっ、7年ぶりですか、ずい分と近くて遠い山になっていたものだ。 雪が残る頃に薬師岳までで終わっている山行が2回あったからか、まさかそんなに経っているとは思わなかった。

早起きもうまく行き、夜叉神の駐車場を出たのは4:40。

時間的には日帰り出来そうだけど、8kgも太ってしまったので足が心配だ。


登山道

下草も芽吹きの時期です

登山道にはタチツボスミレが咲いている。すぐに日の出になり、木立ちの隙間から見える下界は雲海になって、奥秩父だろうか遠くの山々も透かされる様に光っている。

気温も上がりすぐに上着を脱いだが、それでも汗だくになって夜叉神峠へ到着。小屋前では雲一つない空と白峰三山が出迎えてくれた。 風も無く、あたりは小屋から出る薪の煙が漂っていた。薪が燃える匂いはなんとなしに気が落ち着く。


夜叉神峠小屋

白峰三山

日が射し込んで更に暑くなる

一旦下った後の急登の道は、憶えていたよりも長く感じる。やっと尾根上の平坦地に出ていつもの小窓から富士山を眺めてみると、うっすらと今にも消えそうに霞んでた。

道は西側に変わって日陰になる。寒いぐらいかと思っていたが登りにはちょうど良く、杖立峠の道標まで続く緩やかな登りを行く。


ヤマネコノメソウ
山猫の目草 ユキノシタ科

同じ様な景色が続く登りだ
 

バイカオウレン
梅花黄蓮 キンポウゲ科

道標からはトラバース気味の道をやや下ってから緩やかな登りとなり、白峰三山が眺められる火事場跡で少し休憩にする。 この開けた場所は皆が必ず休みたくなる好展望地だ。

辻山分岐の手前から登山道に残雪が現れだす。南御室小屋への下り道になるとずっと残雪が続き、日が当る道では踏み抜きが激しい。 踏み抜く度に足に疲れが溜まり想像以上に堪える。


杖立峠あたり

火事場痕

苺平(辻山分岐)

南御室小屋に着くとテントが1張のみ。ザックをテーブルに投げ出して、あの湧き出す水を汲みにいく。 朽ちた木のといから流れる水は冷たくて本当にうまい。これで水割りを呑みながら過ごした夕もあったっけ。 他にはテーブルに休む登山者が1人。このシーズン前の静けさもたまらない。

たっぷり水を飲んですぐに歩き出した。薬師までもほぼ雪道が続き、疲れでペースが落ちて何度も立ち止まりながらも上を目指す。


南御室小屋

生涯の山水の中でベスト3!

踏み抜きながら稜線へ

樹林の中だった登山道は、砂払いの頭で青空が広がる。


砂払岳へ

振り返ると辻山が見える

白峰三山 砂払岳より

遠くから眺めていた白峰三山は、同じ目線で間近から見ているような姿に変わり、稜線はいい風が吹いていた。 写真を何枚も撮ってから、岩峰を回りこんで山シーズンの準備をしている薬師小屋の前を通り抜けて薬師岳へ。

薬師岳 砂払岳より

左下に薬師小屋が見えます。 こんな立地に天場があったらなぁ。


薬師小屋

薬師岳へ

薬師岳の標識がある砂地の広場には2人の単独者が腰を下ろしていて、互いに笑顔で気持ちいい挨拶が出る。 今日は遠望は利かないが、この山の魅力は目の前に見える白峰三山の展望がかなりの部分を占めるので、何よりな登山日和になった。


薬師岳より

観音岳へ

ここからが7年ぶりに歩く道になる。けれど陽射しがきつくて早く休憩したい思いから、昔を懐かしむ余裕などなく、観音岳山頂へはあっけなく到着。

山頂には、単独1人、親子連れ2人が憩っていた。 さすがに少し肌寒い風が吹いているが、大岩が折り重なる尾根上に突き出した山頂は、圧巻な展望が周りを取り囲み、しばらくこの展望に見入った。

白峰三山 観音岳より

地蔵岳 観音岳より

甲斐駒黒戸尾根遠望 尾根の右下には樹林の中の七丈第一小屋と、長方形の四角形に見える第二小屋が見える。 第二小屋からやや左上の、土が見える尾根が天場になる。

一番近い真ん中のピークが高峰、重なるように遠くアサヨ峰。左右はもちろん甲斐駒と仙丈だ。

仙丈岳遠望 カール地形が美しいです

北岳 ボーコン沢の頭から間近の北岳を見てみたいものです

薬師岳から続く白砂の道 富士山もなんとか見えています

山頂で休んでいた親子は青木鉱泉から中道を登ってきて、帰りは地蔵岳の方から下るとのことだった。 中道は雪も多く、下りでは嫌らしい道になると教えてくれたが、小学生くらいの子供なのにその健脚ぶりに驚いた。

展望をたっぷり堪能した後は、おにぎりを食べて少しお休み。紫外線に焼かれるような感じだったけれど、今日がこのまま終わってくれたらなぁ、と、現実逃避をしながらささやかな骨休めでした。


南アルプスへ