白馬岳 2932.2m  05.07.18-19

1日目
猿倉P      4:45
白馬尻      5:45
村営頂上小屋  10:10
白馬岳−丸山周遊

2日目
悪天の為大雪渓を猿倉へ下山

一昨日なまった体に喝を入れるため、甲斐駒黒戸を日帰りしてきたので体の調子はまあまあだ。
去年は散々だった白馬岳山行のリベンジとなるのか否か。

2時過ぎに猿倉の駐車場に到着し2時間ほど仮眠する。寝不足気味だが去年とは違い朝早くからここを出立できるので気が楽だ。 駐車場からは白馬岳方面が見える。上には山旅MLの知り合いが居るはずなので、最高の朝を迎え始めていることだろう。うらやましい。

駐車場から白馬岳方面 猿倉荘 白馬尻小屋
駐車場から白馬岳方面。 まだ賑わう前の猿倉荘前。 白馬尻小屋。

白馬尻まではアップも兼ねてゆっくりと歩く。今日は早出なので去年の様に登山者の列が無くて快適だ。 白馬尻周辺にはサンカヨウやキヌガサソウの白い花が目立っていた。

衣笠草 二輪草 猩々袴
キヌガサソウ ニリンソウ ショウジョウバカマ

大雪渓 大雪渓
白馬大雪渓。等身大の落石が真ん中に。 大雪渓上部にて下を見下ろす。ここで皆アイゼンを外しています。

■追記.
3週間後の 05.08.11 杓子岳からの土砂崩れで死亡事故発生。上右側の写真で今まさに見ている辺りが埋まりました。 マスコミの写真。前日の大雨の影響もありますが、これほど大規模なものでは運というしかないのでしょうか。。。
まずは大雪渓を歩く時は杓子側からの落石の音に注意して早めに雪渓を抜けるよう心がけてください。


今年は大雪渓に大きなクレバスが開いている。落石が吸い込まれていくのを2,3度みた。

葱平(ねぶかだいら)から稜線までは白馬の花達が登山道脇を飾ってくれてている。

深山苧環 深山金鳳花 白山風露
ミヤマオダマキ ミヤキンポウゲ ハクサンフウロ

車百合 手形千鳥 黄花の駒の爪
クルマユリ テガタチドリ キバナノコマノツメ

小岩鏡 姫鍬形 白山一花
コイワカガミ ヒメクワガタ ハクサンイチゲ

雲居旗竿 高嶺矢筈母子 信濃金梅
クモイハタザオ
種類が多く生息地も似るので同定難。
タカネヤハズハハコ シナノキンバイ
開き始めの花。

強風だが気持ちのよい天候だった。小雪渓のトラバースに到着し、対岸からの登山者が渡り終えるのを待っていると、なんと見覚えのある顔が。 私が手を振って合図をすると気付いたのは山旅MLの仲良し4人組(笑。 てっきり今日は違う方へ降りているのかと思っていたら、強風の為大雪渓のピストンに変更したらしい。思わぬうれしい出会いにしばらく談笑した。

山旅MLメンバー 小雪渓トラバース 信濃金梅
山猫さん、熊さん、小林さん親子。 小雪渓トラバース。振り返って見ています。 天狗菱。右は杓子岳。

得撫草 お花畑
ウルップソウ 天場のお花畑。ウルップソウ、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウ。

村営頂上小屋の天場へは一番乗りだった。風が強いのでいつもより厳重に張り、内部にも重りの石を入れる。 さぁ至福の時間の始りだ。小屋で買ったビール2本をザックに積んで白馬岳までの快適な稜線歩きに向かうとする。

旭岳 白馬山荘と白馬岳
旭岳を左手に見ながら登ります。 白馬山荘と白馬岳。

白馬山荘 白馬岳にて 馬の背方面
白馬山荘。 白馬岳にて。 馬の背方面。

白馬岳の頂上で山々を眺めてると杓子岳方面から轟音が聞こえた。落雷か?と思いあわてたがガラガラッとしばらく続く音で落石と判った。 しばらくその音が耳に付いて離れなかった。

稜線も花達の競演です。

深山塩竈 岩弁慶 高嶺爪草
ミヤマシオガマ イワベンケイ タカネツメクサ

深山金梅 駒草 白馬蒲公英
ミヤマキンバイ コマクサ シロウマタンポポ

杓子・白馬鑓 深山鍬形
白馬岳から杓子岳へ繋がる登山道。 ミヤマクワガタの大きな株。

稜線散歩を楽しんで天場まで戻ってきた。ビールを補充し今度は天場周辺を散策する。

天場 黒百合 信濃金梅
天場。風さえ無ければ極上。 クロユリ。天場にて。 シナノキンバイ。天場にて。

杓子岳・鑓ヶ岳方面 杓子岳・鑓ヶ岳方面。天場の裏にある丸山にて夕方まで憩う。

明日はあれを進むのかと思いながら、あまり人が歩いて来ない丸山でいつまでも座っていた。

そんな天候も夕方頃からあやしい雲行きとなり小雨が降り始める。テントの中での夕食もストーブがテントの生地で倒されそうになるほどな強風だ。 早めにシュラフに入ったが風はどんどん強くなる一方で、寝ていてもテントがあおられて無理やり寝返りをうたされるほどになる。

あぐらをくんでポールを押さえて30分、それでもポールで顔を打たれる。「ああ、これはもうダメだぁ」なぜか1人で笑っている自分・・・。

そんな中思いついたのが天泊者用トイレの入口の4畳ほどの小部屋。テントを引きずるように荷物と共に逃げ込んだのが21時頃だった。 今更小屋に行くのも面白くないと、同じように逃げ込んできた(誘ったともいう)隣の天泊者と共にトイレで1夜を過ごした。 「あぁ、今年もか、白馬岳よ・・」

あくる日も同じような天気が続き、そのまま大雪渓を下った。

東京の自宅に戻ったのが午後1時。白馬帰りとは思えない時間だ。三山をまた縦走することができなかったなぁ。
まったく、もう。来年行く理由が出来たってもんだぜ。

最後に13:30頃の丸山からの白馬岳を(一眼レフ)。ま、こんな顔を見せてもらえたので今年は一歩前進です。

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