王岳 1623.4m- 鬼ヶ岳 1738m- 節刀ヶ岳 1736.4m 2012.05.26

西湖駐車場(魚眠荘対面P)  5:42
王岳             7:22 5分休憩
鍵掛峠            8:28
−展望地で朝食−
鬼ヶ岳            9:25
節刀ヶ岳(せっとうがたけ)  9:59 10分休憩
鬼ヶ岳           10:50
雪頭ヶ岳(せっとうがたけ) 11:08
西湖駐車場(魚眠荘対面P) 12:37


やっぱり地図は新しいものに限る。西湖西端の湖畔駐車場から節刀ヶ岳まで登って戻る軽めの登山を予定していたが、 最新の登山地図を本屋で開いてみたところ、駐車場から王岳へ直登するコースが追加されていた。 エアリアと書かれた古い地図にも愛着があるけれど、駐車場の記載や温泉情報も増えていたので迷わず購入。 気になっていた王岳を組み込み、CT8:30の山行計画に変更して出発した。

駐車場には3台の車が止まっており車の脇では登山者が準備していた。登り開始の時間帯であれば満杯になることはないと思う。 なんとなーくで王岳方面に歩くと道標があった。砂利道に入り舗装と砂利を繰り返す林道を登り続けると登山口に行き着く。

魚眠荘対面の駐車場。この様な駐車場が2箇所あります。トイレ併設。 道標に従い左の砂利道へ。中央の平たいピークが王岳です。 王岳登山道入口。
魚眠荘対面の駐車場。この様な駐車場が2箇所あります。トイレ併設。 道標に従い左の砂利道へ。中央の平たいピークが王岳です。 王岳登山道入口。

ホウチャクソウ 宝鐸草 ユリ科 チゴユリ 稚児百合 ユリ科 ツクバネソウ 衝羽根草 ユリ科
ホウチャクソウ 宝鐸草 ユリ科 チゴユリ 稚児百合 ユリ科 ツクバネソウ 衝羽根草 ユリ科

日が当たって緑輝く細い登山道沿いには背丈が低い目立たない花が咲き、その都度しゃがんで撮っていたので早くも足の筋肉が疲れてきた。

ワチガイソウ 輪違草 ナデジコ科 歩きやすい道です。 ルイヨウボタン 類葉牡丹 メギ科
ワチガイソウ 輪違草 ナデジコ科 歩きやすい道です。 ルイヨウボタン 類葉牡丹 メギ科

タチツボスミレ 立坪菫 スミレ科 シコクスミレ 四国菫 スミレ科 ハコネシロガネソウ 箱根白銀草 キンポウゲ科
タチツボスミレ 立坪菫 スミレ科 シコクスミレ 四国菫 スミレ科 ハコネシロガネソウ 箱根白銀草
キンポウゲ科

ブナとミツバツツジ(トウゴクミツバツツジ)
ブナとミツバツツジ(トウゴクミツバツツジ)

尾根筋に出た後は刈り払いされた道を緩やかに登ると、”五湖山−鬼ヶ岳”と書かれた分岐に出る。鬼ヶ岳方面へ進めば王岳の山頂にはすぐそこだ。

王岳より富士山を見る。
王岳より。

素晴らしい富士見の山です。車を止めた根場民宿村が眼下に見え、西湖・足和田山(五湖台)から後ろに広がる樹海とすくっと立ち上がる富士山。言う事無しの展望だ。

王岳山頂。展望は富士山側のみ。 富士山山頂部拡大。王岳より。
王岳山頂。展望は富士山側のみ。 富士山山頂部拡大。王岳より。

すでに今日の山登りに満足してしまったが気を入れ直して稜線歩きへ。歩き出せば、木陰からは雪を残す富士の頭が見え隠れし、萌黄色に染まる林内にはミツバツツジの濃い桃色が散らばって足が軽やかになる登山道だ。

稜線の登山道。 稜線の登山道。
稜線の登山道。 稜線の登山道。

いつの間にか鍵掛のピークを越して鍵掛峠に到着。最近朝飯を食べないで登り出す様にしているのでお腹が空いてきた。 先へ進みロープが垂れている岩場を過ぎるとひょこっと展望地のピークに出た。ここでザックを降ろして大休止。ノンアルコールのビールと富士山と共に朝ごはん。 富士山からぐるっと見渡せる好展望地だ。

富士山、展望地より。民宿村の位置がかなり変わった。
富士山、展望地より。民宿村の位置がかなり変わった。

王岳、鍵掛けのピークと、背後には南アルプス。白峰三山、塩見、悪沢、赤石当たりが見える。
王岳、鍵掛けのピークと、背後には南アルプス。白峰三山、塩見、悪沢、赤石辺りが見える。

日も高くなり気温がぐっと上がってきた。途中の岩陰にはコイワザクラを見つけたが、花は枯れてしわくちゃになっていた。 どこかで見られたらいいんだけれど。

意外と足に堪える鬼ヶ岳の最後の斜面を登り切るとまた富士山のお出迎え。

ウメウツギ 梅空木 ユキノシタ科 絶滅危惧II類(VU) 鬼ヶ岳への登り。 鬼ヶ岳山頂。南アも眺められます。
ウメウツギ 梅空木 ユキノシタ科
絶滅危惧II類(VU) 小岩桜と共に岩溝に咲いていた。
鬼ヶ岳への登り。春の色合いですね。 鬼ヶ岳山頂。南アも眺められます。

富士山と雪頭ヶ岳。鬼ヶ岳より。 左のピークが節刀ヶ岳。中央奥が黒岳、その右奥に霞むのが三ッ峠山。鬼ヶ岳より。
富士山と雪頭ヶ岳。鬼ヶ岳より。 左のピークが節刀ヶ岳。中央奥が黒岳、その右奥に霞むのが三ッ峠山。鬼ヶ岳より。

いやーいい眺めだ。富士山には少々飽きてきたが目を東に移せば、節刀ヶ岳まで伸びる緑の尾根がだんだんと霞みながら黒岳へ通じ、さらに奥には三つ峠のアンテナが見えている。 でも、いい加減疲れてきたのに節刀ヶ岳が思いのほか遠くに見えるのにはちょっと辟易。

金山へ進むと程なくして樹林帯になり日除けができた。ピークとは言えない金山を越えて樹林帯を抜けると節刀ヶ岳への分岐。山頂はすぐそこだ。

マメザクラ 豆桜 バラ科 エイザンスミレ 叡山菫 スミレ科 金山。樹林帯の中の平坦地です。
マメザクラ 豆桜 バラ科 エイザンスミレ 叡山菫 スミレ科 金山。樹林帯の中の平坦地です。

節刀ヶ岳山頂。 黒岳方面。左の尾根の目立つピークは釈迦ヶ岳。
節刀ヶ岳山頂。 黒岳方面。左の尾根の目立つピークは釈迦ヶ岳。

いやはや、どのピークでも富士山がきれいに見える。山頂は虫が多かったので、すぐ下の見晴しのいい岩場で休憩。釈迦ヶ岳も見えていい風が渡る休憩場所だった。

ここまで誰にも会わない静か過ぎる山だったけれど、鬼ヶ岳へ戻る登山道では3組の登山者とすれ違った。そして休まないで雪当ヶ岳へ。

マイヅルソウ 舞鶴草 ユリ科 鬼ヶ岳から雪頭ヶ岳へはハシゴを下ります。
マイヅルソウ 舞鶴草 ユリ科 鬼ヶ岳から雪頭ヶ岳へはハシゴを下ります。

大きな岩の横を通り過ぎようとしたらピンク色の花が目に入ってきた。おお、コイワザクラではないですか! 岩や枯れ木から咲いている可愛い花達に思わずニッコリ。

コイワザクラ 小岩桜 サクラソウ科 絶滅危惧II類(VU) 小振りな花の一輪
コイワザクラ 小岩桜 サクラソウ科
絶滅危惧II類(VU)
小振りな花の一輪

雪頭ヶ岳のピークはいつの間にか通り過ぎて、地図に”お花畑(絶景地)”と記載の草地に飛出し、そこの道標に雪頭ヶ岳と書かれていた。 雲が出てきているが確かに絶景。朝方ならいい絵が撮れるだろう。 後は小さな花達を撮りながら最後の下りにとりかかった。

雪当ヶ岳(お花畑)の展望。
雪当ヶ岳(お花畑)の展望。

スミレ 菫 スミレ科 フデリンドウ 筆竜胆 リンドウ科 アカネスミレ 茜菫 スミレ科
スミレ 菫 スミレ科
久々に見たかも。
フデリンドウ 筆竜胆 リンドウ科 アカネスミレ 茜菫 スミレ科

小岩桜が咲く大岩もあった。見上げて撮った一枚。 シロバナエンレイソウ 白花延齢草 ユリ科
小岩桜が咲く大岩もあった。見上げて撮った一枚。 シロバナエンレイソウ 白花延齢草 ユリ科

淡い新緑に染まる美林をのんびり下山。
淡い新緑に染まる美林をのんびり下山。

下山路では多くの人とすれ違った。私にしてみれば遅い時間だが、鬼ヶ岳まで登って鍵掛峠から降りてくるお手軽コースの方が多いんでしょう。

今回、王岳を絡めて歩き甲斐のある健脚コースになった。また、節刀ヶ岳をパスしても日帰りの程よい満足出来る山行になると思う。 言うまでも無く晴れの日にオススメな山です。もちろん熊鈴は必須で。


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