本社ヶ丸・三ッ峠山 1630.8m / 1785.2m   05.05.03


笹子駅         6:45発
(船橋沢登山道)
主稜線ヤグラ付近    8:30
本社ヶ丸       10:35 10:45発 昼食
清八山        11:10
三ッ峠山(開運山)  12:45
四季楽園       12:55 13:05発(おビールタイム)
天上山展望地     14:55
(あじさいハイキングコース下山)
河口湖駅       15:30着


休日早朝の立川からのJR中央線は登山鉄道のようだ。天泊装備の女子学生のグループもいれば、もうビールを開けている軽装のおじさん達もいる。 大月からJR中央本線に乗り換え、笹子駅で下車した登山者は私を入れて2人だけ。もう1人は違う山へ向ったのか姿がすぐに見えなくなった。

船橋沢の静かな林道を進む。道端にはタチツボスミレ、マルバスミレ、ヤマブキ、チゴユリ、キケマンなど、この時期らしい花が咲いている。
 

林道終点で熊鈴を付けてから登山道に入る。3,4度徒渉の必要があるが、小さい沢なので石を伝って楽に渡れる。 04年度の山高地図「大菩薩嶺」では破線となっているが、道標も整備されており一般的な登山道となんら変わりがない。 道にはヒトリシズカとミヤマエンレイソウが仲良く咲いている。
  

新緑の芽吹きの急登を登って行き、鉄塔の下をくぐるとやがて林道にでる。
 

主稜線までひたすら登っていると、突如目の前に不気味な花?がニョキッと出ていた。 ヤマウツボという腐生植物らしいのだが、不意に目に飛び込んできたので驚かされた。右側にトラバースしながら登り続けると主稜線に出る。
  

ここからの尾根道はとても気持ちがいい。細い尾根道の明るい登山道だ。今日は日差しが強かったが木漏れ日の中を歩くのは楽しい。イワカガミのつぼみが膨らんで今にも開きそうだ。 点在するミツバツツジや豆桜も尾根すじを飾り、朝のどんよりした空も澄んだ青色に変わっていた。


本社ヶ丸まであと1時間というところからエイザンスミレが多く見られるようになってきた。 よく見ると花弁・距・萼もヒゴスミレに近い色合いのものもあり、また逆に鮮やかな紅色もある。葉はどれもこれも細かく切れ込みがあり全体としても小さいが5裂しているとは言えない。 不思議なほど変化のあるエイザンスミレばかりだった。
葉は5裂していそうに見えるが切れ込みが浅い。 花の形が丸い。まるで頬を赤らめているような色の付き方が愛らしい。
これはヒゴスミレだろうと思ったが→ 3裂かな。切れ込みもそこまで細かくない。

この葉は5裂に見えるがこれも細かくない。 密度も高い。

上弁の裏側が赤いものも多かった。 鮮やかな紅花もある。


他にはミヤマエンレイソウも多く、フデリンドウが点々とアクセントになっている。本社ヶ丸付近はヒメスミレサイシンが多い。 本社ヶ丸からの展望は、北になだらかな高原の様な小金沢連嶺が目につき、南には春霞でぼやけてはいるが三ッ峠山越しの富士山が大きい。 ここで昼食だがスミレにかまけていたので、思ったより時間がかかっている。10分で切り上げて急ぐとする。
  

登山地図では危険マークがあるところは岩の頭があるぐらいで問題ない。行き交う人も少なくよい天気とよい道を静かに歩いていく。 しかし御巣鷹山の急登はきつかった。300mも登らないのだが、崩れている登山道は登りにくく、今日の最後の登りと言い聞かせてゆっくりと標高を上げる。 御巣鷹山を過ぎてからの富士山の小屋越しの展望は素晴らしい。近づいてきているからかはっきりと見える。 開運山を降りてきた後は小屋の自販機で買ったビールをお供に、開運山の岩斜面を見ながら2度目の休憩をとる。
 

河口湖駅までは3時間半かかるCTになっている。16時台前半の電車に乗りたくて天上山への道を急ぐ。 スミレも多いコースでヒナスミレやアケボノスミレが目立ちイカリソウも点々と咲いていた。
 

ロープウェイの展望台は大勢の観光客でごったがえしていた。あじさいハイキングコースを下道まで下り10分歩くと河口湖駅。 15:38発の新宿直通電車に乗ることできて、終わりも良くて全ていい山歩きの1日でした。


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