5日目 04.08.11
高山裏避難小屋〜前岳〜荒川小屋(幕営)〜赤石岳往復

今日は赤石岳があるので早めに出た。CTは約9時間になる。これまでの行程を考えると無理があるが 早出と空身での赤石岳往復でなんとかなるだろう。

真っ暗なシラビソの原生林を1時間歩くと大斜面の下部に着く。 低木の間を1時間ジグザグに登ると森林限界となり急登のガレ場が始まる。

斜面を登り終えてヤセ尾根の上から見た赤石岳のどっしりとした盟主たる姿には感動した。 前岳から荒川小屋へは赤石岳を見ながらの下り道。タカネマツムシソウや雷鳥を見ながら楽しんで歩くことができた。

荒川小屋で急いでテントを張り軽荷で赤石岳へ向かう。日帰り山行の様な重さなので体が軽く急登でも楽しい。 前岳から眺めた時その大きさに驚いていた赤石岳は歩いてみると更に大きく感じる。振り返ると雲の間に前岳の大崩壊地が荒々しい。

小赤石岳を過ぎたところで珍しいことがあった。登山道の脇の砂礫と岩の間に頭を突っ込んで足をバタつかしている小さい雷鳥がいた。 4,5m離れたところでは親鳥が鳴きながら探している。上から降りてくる登山者には見えないので踏まれそうな位置だ。 悩んだが最後には素早く抱えて親鳥の方に置いてあげた。でもやはり止めておけばよかったのでは?と考えている。 人間や犬が持ち込んだと思われる病原菌で死んだ雷鳥の話を思い出し、あの雛鳥や親鳥は元気でやっているだろうかと今でも思う。

赤石岳への登りでは大勢の登山者とすれ違った。山頂は雲が多く360°の展望とはいかなかったが 赤石岳頂上に立っていることに満足し、歩くはずだった百間平・兎岳を眺めながら次の南アの計画を考えていた。

高山裏避難小屋  3:50
荒川前岳     7:15  7:35発
荒川小屋     8:45  9:35発(テント設営)
赤石岳     11:55 12:10発
荒川小屋    13:55(幕営)

前岳への大斜面

1時間ほどガレキが続きます。日が当たる日中は登りたくないなぁ。

タカネグンナイフウロ
花びらの先の切れ込みが珍しい変わりダネ。

薄雪草

どちらも日の光がまだ届いていないので妖しげな色会いですね。

赤石岳

大斜面を登り終えるとこの展望が待っています。足下の前岳の大崩壊地がまた凄いです。

大斜面を見下ろす

荒川前岳

荒川東岳(悪沢岳)

前岳より。

前岳のカール底

荒川岳のカールは仙丈岳のカールよりも古いらしく貴重とのこと。赤石岳とセットで世界遺産になる話があるらしい。 そうなったら登山者にはどんな影響があるんだろうか。
この話は荒川岳で休んでいたおじさんに聞いただけなのでかなりあやしいですが。

赤石岳と荒川小屋

こんな位置関係です。

タカネマツムシソウ
花びらが豪華ですね。

荒川小屋
テントを張って赤石に向かう途中で振り返っているところです。黄色いのが私のテント。 いい天場ですがあまりの虫の多さにイヤになりました。

大聖寺平へ

雄大ですね。尾根の大きさに圧倒されました。

前岳と荒川小屋

小赤石岳手前の3030ピークより。
雲の湧き上がりが今日も早いですがこれもまた夏らしくて良いです。

赤石岳

小赤石岳より。

赤石岳頂上

赤石避難小屋
山頂直下にあります。荒川小屋よりジュースが安かったです。なんでか?

百間平

赤石岳より。
秘境の高原みたい。規模は小さいですがアクセスしにくいところも雲ノ平に似ているなぁと思いました。

前岳

完全に雲に巻かれる前に下山したかったが大聖寺平に着く前に雲の中になってしまう。 日がかげると途端に寒くなります。

小ライチョウ
びっくりしてしばらく動けないでいました。

おでん:600円
ビール
350:600円
500:900円
おでんは7品。オススメです。

04南ア縦走TOP 6日目