4日目 03.08.16
薬師峠キャンプ場〜薬師岳往復〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜黒部五郎小舎(幕営)

2時に腕時計のアラームが鳴る。テントの中からでも外の明るさが分かった。今日は月夜の下出発。 森林限界を越えると蒼い月明かりだけで稜線を歩く。まるで月面を歩いているみたいだ。 左下には街の明かりと富山湾の漁火だろうか光が見える。

薬師岳山頂には日の出前に到着した。静かに座って待っていると黒々とした山と空の間で光った。久しぶりのご来光。 目の前のカールが真っ赤に染まる。この2日間の雨はすっかり頭から飛んでいった。

太郎平小屋で折立に下る同行者とジュースで乾杯した。互いのアドレスを交換し握手をして別れた。

黒部五郎小舎へは夕方に到着。午前3時から動いているのだから体が限界で最後は休み休みの歩きとなった。

薬師峠キャンプ場  3:10
薬師岳       4:50  5:35発
薬師峠キャンプ場  7:30  8:45発
太郎平小屋     9:30発
北ノ俣岳     11:05 11:20発
黒部五郎岳    14:35
黒部五郎小舎   16:25(黒部五郎キャンプ場)

夜明け前

雲海が光り出した。この瞬間はいつもドキドキする。

北薬師岳と
金作谷カール

薬師岳山頂より。
カールが染まる。
北薬師岳の右奥に見えるは立山と剣岳。
頂上にはそれなりに登山者はいるのだがそのまま北に進む者はほとんど無い。

薬師岳山頂

我々も下り始めた。

槍穂遠望

槍穂があんな遠くに。

前に続く稜線は登山道ではありません。このまま進むと大量遭難があった東南稜に続きます。
昔、視界が利かない吹雪の中で道を誤まり13人の若い命が雪山に散った。
今はこの地点に大きなケルンがあります。

北ノ俣岳に続く高原の道

前を行くは友人となった同行者。

北ノ俣岳への長い道

池塘・草原に囲まれた木道を行きます。賑やかな太郎平小屋を過ぎた途端に静かな行程となる。
確かに百名山に挟まれ目立った山では無いが、雷鳥にも出会えゆったりとした山容が楽しめます。

北ノ俣岳山頂

山頂と言うより丘ですね。太郎平方面を見ていますが薬師岳は夏の雲に巻かれてしまいました。
行く手の黒部五郎も雲の中に入りつつありました。

黒部五郎岳のカール

いきなり山頂です。なんとか一時雲が取れ迫力のカールを見る事ができた。
カールを横断する登山道が見えます。今からあそこを歩きます。

カール〜五郎平

カールの底へ降りる途中です。あ〜五郎平の小屋の赤い屋根が遥か遠くに見えます。足はもう限界!

カールの底より

山頂部を見上げます。
カールは漢字で書くと「圏谷」なるほどここから見るとその通り。

ダイモンジソウ
名前の由来は・・・分かりますね?

ムシトリスミレ
根元に粘液を出すスプーン状の葉があるんですがこの写真では写っていませんね。

トウヤクリンドウ
高山の大形のリンドウ

黒部五郎小舎
やっと着きました。五郎平の草原にあります。
右奥に点々と見えるのが天場。

北ア縦走TOP 5日目