白山連峰縦走
 2008/07/19-21
1日目:石徹白登山口−三ノ峰−南竜ヶ馬場野営場
2日目:南竜ヶ馬場−室堂−御前峰−大汝峰往復−北弥陀ヶ原−ゴマ平避難小屋
3日目:ゴマ平避難小屋−妙法山−野谷荘司山−馬狩−白川郷合掌村

2日目 07/20
南竜ヶ馬場野営場     5:15
室堂           6:40
御前峰          7:45
大汝峰往復        8:25/ 9:00
お花松原         9:40/10:30
北弥陀ヶ原       11:30
ゴマ平避難小屋(泊)  13:50

3時半の目覚ましで起きるとなんだか明るい。月明かりがテント地を透かして中に射し込んでいた。 だが、朝食を済ませ出発時刻になる頃には、空はあやしい雲行きになり、室堂あたりまでガスに覆われてきた。

晴れることを願いながら歩き出して、数歩、雨がパラパラっと降ってきた。 炊事場の軒下に逃げ込んで、いきなり雨具とザックカバーを装着。 南竜山荘から室堂へは残雪を嫌って、エコーラインから上がることにした。


どんより空の朝の天場

天場と南竜山荘の間は残雪あり

天場を見下ろす

標高を上げて行くと、朝方に恨めしく眺めていたガスの中に入ったようで、南竜ヶ馬場の天場が見えなくなった。 弥陀ヶ原は真っ白で登山道脇のチングルマしか見えない。 雨は止んでいたが、水分を含んだ風に吹き付けられて、髪の毛先から水が滴っていた。


チングルマ 稚児車 バラ科

展望無し 静かな道中です

イワギキョウ 岩桔梗 キキョウ科

ひと登りすると室堂センターに到着。 ちょうど早い組が出発する時間らしく、表で体操する団体や、センター内部も食堂への列が出来ていた。

室堂センターの建物の中を出ると、前方には白山奥宮祈祷殿が見える。鳥居をくぐって祈祷殿の脇からが登山道になっている。 つづら折れの石畳の道をゴゼンタチバナを探しながら登ったけれど、見つけられないまま白山神社に到着。 すぐ裏に御前峰のピークがあり、真っ白だけど白山最高峰にて記念撮影。


白山奥宮祈祷殿

石畳の道(登拝道)

御前峰にて

時折り青空が顔を覗かせるが、ガスはなかなか取れてくれない。 お池めぐりの途中には残雪があり、踏み跡はあるのだがこんな天気で歩くのは不安に思った。


稜線の道 本当は大展望なのに

残雪は踏み跡通りに

大汝峰は空身でピストン


ヒメクワガタ 姫鍬形
ゴマノハグサ科

コメバツガザクラ
米葉栂桜 ツツジ科

ツガザクラ 栂桜
ツツジ科

ハクサンボウフウ
白山防風 セリ科

昨日に比べて今日の方が行程が短いので、こんな天気でも大汝峰へピークを踏みにだけ行った。

大汝神社は防風の為か、積み上げられた石壁に囲まれていた。

分岐に戻って中宮道へ進む。 心配していたヒルバオ雪渓のトラバースは、雲が上がって見晴らしが利いていたのでルートが判り一安心。 アイゼンが無いのでそのまま渡るが、雪が緩んでいる時間帯なので問題無かった。でもしげちゃんは何度も転んでいたけどね。

ヒルバオ雪渓

一歩目で尻餅をつく人を置いて先に行きます。

ヒルバオ雪渓を見上げる

あ〜稜線には青空が出てきた。ま、こんなもん。

無事?雪渓を渡り終えたピンクな人

実際、滑って転んでも滑落するような斜度でも無く、濃霧時の道迷いの方が危険と感じた。

お花松原は黒百合で有名な場所だが、斜面に雪渓が残りお花どころではない。 でも前後の道では青い蕾がものすごい数で、その頃のお花畑を想像すると壮観だろうなと思った。 まだキヌガサソウやサンカヨウが咲いていたので、花は始まったばかりという感じ。


お花松原はまだ雪の下

道の先ではクロユリが咲き出していた

白山 2349ピークより
雲がなかなか取れてくれない。


低木帯にはキヌガサソウが並ぶ。衣笠草 ユリ科

北弥陀ヶ原へ

登山道は背の高いハイマツ帯になり、あまり面白くない道だね、なんて歩いていたら、 木道が敷かれた箱庭のような湿原が度々現れ出して、クロユリやハクサンコザクラがたくさん咲いていた。 花には早い時期の縦走だったが、さすがは白山、楽しませてくれる。


オオバミゾホオズキ
大葉溝酸漿
ゴマノハグサ科

イワイチョウ
岩銀杏
ミツガシワ科

ミヤマツボスミレ
深山坪菫
スミレ科

ハクサンチドリ
白山千鳥
ラン科


ノウゴウイチゴ
能郷苺 バラ科

ハクサンフウロ
白山風露 フウロソウ科

ゴゼンタチバナ
御前橘 ミズキ科

ツマトリソウ
端取草 サクラソウ科


窪地には雪が残っています

木道もありましたが古いです

北弥陀ヶ原


北弥陀ヶ原のキスゲのお花畑

もちろんコザクラもそこここに咲く


地獄尾根 地獄覗付近でちらっと見えました

尾根通しの道は微妙なアップダウンあり

北弥陀ヶ原を過ぎて「地獄覗」あたりから樹林帯に入った。でも、いちど道が不鮮明になり「あれ?」。 2077地点でまた明るい道になったけれど、そこからゴマ平への下りが過酷で、歩くたびに小さな羽虫がぶわっと舞い、 滑り易い道で、濡れた下草にズボンもぐっしょりになりながら歩いた。 すれ違いも無く、長く感じる道をひたすら歩いていると、やっと目の前に避難小屋が現れて心底ほっとした。 登りでは使いたくない道だね、で二人とも一致。


これはいい道の部分です

三俣峠 展望無し

この下りが嫌になりました

避難小屋は一番乗り。水場は北縦走路方面へ50m進むと、上方から小さな沢が流れ落ちている。 冷たくていい水場だ。水を汲み終わって、小屋で落ち着いた瞬間に雨音が聞こえてきた。


ゴマ平避難小屋到着〜!

水場 まあまあの水量

とりあえず呑み開始

南竜で仕入れたビールと、持参の焼酎・リキュール酒を出してプチ宴会。 昨日食べ損ねたツマミも大量で、夕飯後もあれこれ話は尽きずに(酒は尽きたけど)、気付いたら19時を過ぎていた。

我々の後に、二名、五名、四名が到着。 小屋のトイレは使用に適し、小屋内部もきれいで二階も広いので、1階に陣取っていた私達は広々とスペースを使うことができた。


2階へは梯子を使います
呑むので1階にしました

夕飯 ちらし寿司、玉子スープ、トマきゅうりサラダ

二日目の落日
山深く静かな場所でした


3日目ヘ