2007GW 奥多摩奥秩父縦走 2日目  07.04.29
奥多摩小屋       5:25
雲取山         6:15  6:35発
飛竜山        10:20
禿岩(ハゲ岩)    10:40 11:15発
唐松尾山       14:45
笠取山        17:00
笠取小屋(天泊)   17:35

天場に朝日が当たる
夜明け前の外気は−3℃。大した気温じゃないが、久々のテントでこの寒さではめげてしまう。

ぐずぐずとシュラフに潜り続け、1時間の寝坊でやっと起き出す。残していたアルファ米と味噌汁を腹に詰め込んで撤収開始。
天場に朝日が当たる

富士山 天場より 南ア遠望 小屋前より
富士山 天場より。 南ア遠望 小屋前より。
画像は左端が赤石、右端が農鳥。

出発も1時間遅れの5:25。すっかり明るくなった石尾根を雲取山へ向かう。今日もまた天気予報通りで雲ひとつない快晴だ。 朝方は焼けていた富士山も青空に白い頂きが映え、南アルプスもだんだんと全体の姿が見えてきた。

富士山 枯れ残った唐松の枝葉が朝日に輝く。

折り重なる山並みの向こうにそびえる富士山。何度も目にしているが、この時期に眺める絵としては久しぶりだ。 思わず「おぉ、」と立ち止まってシャッターを切る。

避難小屋が見え出すと人が行き来する姿が見える。昨日の天気予報のせいなのか人はそれほど多くはない。 後で聞いた話だが昨夜の避難小屋の宿泊は14,5人で快適だったそうだ。

雲取山頂避難小屋 石尾根を見おろす 雲取山頂
雲取山頂避難小屋。 避難小屋から石尾根を見おろす。 雲取山頂。

雲取山からの展望
雲取山からの展望
山頂からはこれから歩く尾根筋が一望できる。 →画像拡大(山名表示付)

Uた君と雲取山にて
雲取山で写真を撮っていたらK林チームの顔も見えてきた。出る時はまだ撤収もしてなかったはずなのに二人揃って足が速い。

今日はK林チームが予定している将監小屋よりも、一つ先の笠取小屋まで行くつもりなのに、この状況では先が思いやられる。
雲取山にて

雲取から先、飛竜方面に入った途端に登山者の姿が消えた。 今回の縦走で楽しみにしていたのが、雲取から甲武信の間の味わい深い静かな道のり。 前回この区間の天気が悪かったこともあり、出発前の天気予報で日・月と晴れだったので今回の縦走が本決まりになった。

登山道 飛竜への登山道
飛竜山までのトラバース道を進んで行くと日陰の登山道には雪面が出ていた。 雪が少ない年だと安心していたので、前回の縦走時よりも早い残雪の出現に驚いた。 あさっての国師ヶ岳越えは考えていたより大変そうだ。

飛竜山へは分岐より空身で往復。山頂へは石楠花の枝を掻き分けるような道なので、その時期はほほが緩む道になるんだろう。

飛竜までの登山道 シャクナゲのトンネル 飛竜山頂
飛竜までの道には橋がかかる場所もある。 分岐から飛竜山頂まではシャクナゲのトンネル。 飛竜山頂。富士山方向にかろうじて展望有り。

禿岩から奥秩父方面を見る ハゲ岩からの奥秩父方面

分岐に戻ってから禿岩まで進んで大休止。ここからの展望は奥多摩−奥秩父でも特筆ものだ。

これから歩く稜線が果てしなく感じるほど遠くまで続き、そして甲武信と国師に吊られている尾根が、行く手を遮るように長大な姿を見せていた。

禿岩では先に休んでいた登山者からリンゴを頂いたり、私のHPを知ってらっしゃる方とお話しできたりなど、 展望の中で楽しいひと時だった。

さて今日はきつい、というか無謀な笠取小屋まで11時間近くのCTの予定。天泊装備なので実際はそれを上回るはず。 「そんなこと言って実は将監でビール飲んで待ってるんでしょー?」禿岩に着いたばかりのK林さんに言われた。 うーん、その通りにならないように頑張らねば。

将監小屋分岐で少し迷ったが先に進む。この後は巻道を行くから長くても楽だ、と思っていたらその道が通行止め。 「マジかよ〜〜」と文句を言いながら、唐松尾山、笠取山と続く尾根コースに取り付いた。 疲れていたが、いざ登り始めてみると初めて通る道であったこともあり、新鮮な気持ちで足が進む。

登山道 唐松尾山 雲取・飛竜
日陰は氷化した道もあったが、大体はこのような明るい道だ。 唐松尾山。展望は無いがよいピークです。 振り返ると、雲取、飛竜が見える。ずいぶん歩いてきたなぁ。

笠取山の直下で山小屋への巻き道もあった。登ったこともある山だしとも思ったが、今日は歩き尽くしてやろうと尾根に進む。

笠取山にて 笠取山頂にて

到着は17:00。夕方でも頂からはスカッとした富士山の眺め。 富士の位置が大菩薩嶺の右に移ったことでも長い距離を歩いたことが判る。 眼下には斜陽に照らされ暖色に輝く奥秩父の森が広がっている。疲れきっていたが夕日が眩しい頂ってのもいいもんだな。

笠取山の降り 笠取山を見上げる 雲取・飛竜
笠取山の降り。画像右上には雁峠が見える。 笠取山を見上げる。 多摩川・荒川・富士川の小さな分水嶺。 →解説

笠取小屋に着いたのは17:35。これほど遅い時間に着いたのは初めてのことだ。 こんな予定は立てるものじゃないと反省。後でいいと言われたので設営後に手続きに行く。 熱いお茶とストーブの暖かさにやっと落ち着いた。ビールを買おうとしたら、なーんと切れているとのこと。 あちゃー2日目にして休肝日か?ワインならある?うーんそれでもよいか・・・と考えていたら、「そうそう、瓶ビールならちょうど宴会の残りがあるよ」 と奥から大瓶を持ってくるではないですか。しかも下の民宿の値段と同じでいいよと、600円也。まさかこの山行で瓶を行くとは思わなかった

小屋裏の天場

天場は小屋裏の草地と、トイレ近くの落葉帯の2ヶ所。

小屋裏には4張のテント。残っている場所がシカのフンが多くて、張る場所を探すのに一苦労だった。手前の青が私のテント。
小屋裏の天場

夕飯は小屋の表のテーブルで暗がりの中で作って食べた。テーブルからはやけに尖って見える大菩薩嶺。 こちらの方角からだと鋭鋒に見える。日が落ちて冷たい風が吹く中で2食分(ほぼツマミの役割)食べて腹も満足。

大菩薩嶺に当たる夕日も空の上まで上がった。 ビーフンにバジルシース 焼きそば
大菩薩嶺に当たる夕日も空の上まで上がった。 ビーフンにバジルシース。細い麺にはいまいちかな。 2食目は焼きそば。ビールとの相性抜群。


3日目ヘ 奥多摩奥秩父縦走トップへ